大手と地域密着型の不動産業者、どちらがおすすめか?

マンションを売却する際に、大手不動産業者と地元密着型の不動産業者、どちらに仲介を依頼した方がよいのか?

これはずっと昔から議論されてきた問題であり、不動産関連のホームページや関連書籍などでも度々取り上げられています。

「昔と違い今はレインズがあるから大手でも地元でも関係ない」という意見もあれば、「より多くの資金力がある大手の方が宣伝広告の面で有利だ」という意見もあります。

そこで今回は、大手不動産と地元不動産について詳しく説明していきたいと思います。しかしその前に「レインズ」というシステムの説明を簡単にしますので、どのようなシステムなのかを理解しておいてください。

レインズの登場で日本の不動産事情は大きく変化した

レインズを簡単に説明するなら、日本全国の不動産業者すべてが同じ情報を共有できるネットワークシステムのことです。

例えばAさんが大手のB業者にマンションの売却を依頼したとします。すると依頼を受けたB業者は一定の期日以内に、その物件情報をレインズに登録しなければなりません。

レインズに登録された物件情報は日本全国の不動産業者が閲覧することができます。もちろん閲覧できるだけでなく、その物件情報を各不動産業者が自分のお客さんに紹介することも可能です。

このレインズの登場により、大手不動産と中小不動産の情報量には昔ほど大きな差がなくなったことを理解しておいてください。

大手不動産のメリット

レインズの登場により大手不動産が情報を独占していた時代は終わったかのようにいわれていますが本当にそうなのでしょうか?

たしかにレインズの登場により日本の不動産事情は大きく変化しましたし、昔のように大手不動産業者が情報を独占している時代は終わったのも事実です。

しかしこれだけをみて大手不動産と中小不動産が同じだとは言い切れません。大手不動産には豊富な資金力やブランドという武器もありますし、なによりもこれまでに集めてきた膨大な顧客情報を持っています。

例えば半年前に「○○駅から徒歩10分圏内にある3LDKマンションを予算2500万円以内で探している」というお客さんがいたとします。

このように過去に相談してきたお客さんで、そのときは良い物件をみつけることができなくても、その情報は必ず自社のデータベースに「顧客リスト」として登録されています。

この顧客リストの数が大手と中小では圧倒的に違うことはいうまでもありません。

地元型不動産のメリット

大手不動産と比較して地元型不動産のウィークポイントは情報量の違いだといわれていました。しかし、レインズの登場により扱うことができる物件情報量の差はほとんど無くなったといっても過言ではありません。

資金力やブランド力では大手不動産には敵いませんが、地元型不動産だからこそもっている強みもあります。それは地元の情報に強いということです。

大手不動産の営業マンは基本的に転勤が日常的にあるので、地元民ではない可能性が高いのですが、地元型不動産の営業マンのほとんどが地元出身者であることが多いのです。

そのため地元民ならでわの情報を持っていたり、確実性の高い顧客情報を隠し持っていたりすることは珍しくありません。

実際にわたしも地元型不動産に営業マンとして勤務していましたが、友達だったり、その友達から紹介されたお客さんの情報を多く持っていました。

このように数千万円もする高額な買い物の場合、転勤などですぐに担当営業マンが居なくなってしまう大手より、信頼ができる業者や人から購入したいと思っているお客さんは少なくありません。

このように大手には大手の良さがあり、地元型には地元型の良さがあります。しかし、専任媒介や専属専任媒介の契約を結ぶことができるのは、1社に限られています。

大手と地元型のどちらと媒介契約を結ぶのかを良く検討して決めるようにすることをオススメします。

専任媒介や専属専任媒介だと1社限定となりますが、これはあくまでも同時に契約できる業者の数です。つまり、専任媒介や専属専任媒介契約を締結したからといって他の不動産業者と付き合ってはならない訳ではありません。

大手A不動産と専任媒介契約を結んだとしても、地元型B不動産に相談したり、話を聞くのは自由です。

そうしているなかで、やはり大手A不動産よりも地元型B不動産の方が自分の考えとマッチしていると思えるのであれば、媒介契約の解除をしたり、媒介契約の期間終了後に地元型B不動産に変更すれば良いのです。

まとめ

  • レインズの登場で大手不動産や中小不動産に関係なく同じ量の物件情報を知ることができるようになった
  • 大手不動産業者は膨大な顧客リストを持っている
  • 地元型中小不動産業者は地域に密着した営業力と信頼力が強み
  • 媒介契約は解除もできれば、期間終了後の変更も可能なので大手と中小どちらとも付き合ってみながら決めることができる
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