マンションの売買契約を結ぶ際に必要なもの

購入希望者との交渉が折り合えば、いよいよ正式な契約を交わすことになります。
一般的には売主・買主・仲介業者という3者同席により契約事項を進めていく形になります。

契約時に必要になる書類

売主のかたはマンションを購入するときに経験していると思いますが、不動産の売買契約には多くの書類を準備しなければなりません。

一般的な例をあげると以下のような書類が必要になります。

  • 重要事項説明書
  • 売買契約書
  • 物件状況確認書(付帯設備一覧表)
  • 仲介手数料支払約定書
  • 領収書
  • 不動産権利証(登記識別証明情報)

一般的にはこれらの書類は仲介をしてくれる不動産業者側が準備してくれますので、各書類のチェックポイントなどを簡単に説明しておきます。

重要事項説明書

正式な売買契約の前に目を通すことになるのがこの重要事項説明書です。
買主側に対して重要事項の説明が行われた後、続けて売買契約を交わす流れになるのが一般的なので、契約前の段階で売主側は重要事項説明書の内容をチェックしておくようにしましょう。

まれに契約前の段階で重要事項説明書のチェックをさせてくれない仲介業者がありますが、どのような理由があっても必ず契約の前にチェックしておくようにしましょう。

とくにマンションの重要事項説明書には、「専有や共有部分に関する事項」や「管理規約事項」なども記載されているため、一戸建てよりも内容が多くなっています。

売買契約書

重要事項説明書の確認が終わると、いよいよ売買契約書にサインすることになります。
売買契約書にサイン・捺印した時点で売買契約が成立したことになり、引渡し義務や支払い義務が発生します。
当然これらの義務を期日通り遂行しなければ契約違反となりペナルティ(違約金)などが課せられることになります。

とくに「特約事項」などが記載されている場合には、自分にとって不利になることが無いかをしっかりとチェックしておくようにしましょう。

物件状況確認書(付帯設備一覧表)

中古物件の売買でトラブルとなりやすいのが、「着いていると思っていたエアコンが取り外されていた」や「聞いていなかった雨漏りが起こる」などです。
つまり、双方の勘違いや認識不足で起こるトラブルということになります。

このような「言った」「聞いていない」というトラブルを防止するための抑止力となるのが、こちらの物件状況確認書と呼ばれる書類です。
引渡しの段階で売主が把握している物件状況(雨漏りやシロアリ被害など)だったり、引き渡す設備品(照明器具やエアコンなど)が記載されている一覧表になります。

つまり買主側が契約の段階で、この物件状況確認書にしっかり目を通していれば「付帯していると思っていたエアコンが取り外されていた」というようなトラブルが起きることはないのです。
仮に付帯設備一覧表にてエアコンが「有り」となっているにも関わらず、引き渡された物件にエアコンが着いていないという場合は、当然売主側の落ち度となりますので、買主は売主に対してエアコンの装着を要求することができます。

仲介手数料支払約定書

こちらの書類は仲介してくれた不動産業者に対して、○月○日までに仲介手数料の支払いを行いますという書類になります。
一般的には契約時に仲介手数料の半金を支払い、残りは引渡し決済時に支払うことになります。

領収書

売買契約時の領収書は売主の方に支払う手付金だったり、仲介業者に支払う仲介手数料の領収書として使用されます。
当然売主であれば手付金に対して領収書を発行することになるのですが、これも仲介業者側が用意してくれますので、あなたは署名・捺印して収入印紙を貼れば問題ありません。

不動産権利証(登記識別証明情報)

不動産の権利書を紛失している方は珍しくありません。もしあなたが売主であり権利書を紛失してしまっている場合は、早期の段階で仲介業者に相談しましょう。
多少の費用は掛かりますが、権利書は再発行が可能なので売買契約までには準備しておくようにしましょう。

何度も言っていますが上記の書類は基本的に仲介業者側が売買契約までに準備してくれます。しかし、売買契約の段階で確認するのではなく、その前の段階で「重要事項説明書」や「売買契約書」などには目を通しておきましょう。

もし万が一、契約前にチェックしたいという要望に対し、営業マンが「どこの不動産業者でも同じ契約書を使っていますので安心してください」や「契約当日に買主の方と一緒に確認していただくルールになっています」というように濁す態度をとる場合は要注意です。
売買契約当日に確認しても修正や訂正は簡単にはできません。
つまり、「チェックしてもいいけど契約内容の変更はいまさらできませんよ」と言っているような物です。

売買契約時に持参するもの

売買契約時に必要となる書類の多くは仲介業者が準備してくれるという話をしましたので、今度は契約日当日にあなたが持参するものについて説明していきたいと思います。

  • 実印
  • 印鑑証明書
  • 本人確認ができる書類
  • 不動産権利書

契約日当日に持参するものは上記のようなものが一般的ですが、事前に仲介業者から契約日当日に持参する物の案内があると思います。

実印以外のものについては契約日前の段階で揃えることができますので、事前に仲介業者に預けておくのも良いでしょう。

まとめポイント

  • 売買契約の前に「売買契約書」と「重要事項説明書」はチェックしておく
  • 売買契約書や重要事項説明書を契約日当日まで見せてくれない業者は要注意
  • 権利書を紛失している場合は、契約日までに再発行をしておくようにする
高く売りたい人必見!仲介業者選びの2大ポイント

賃貸でマンションを貸すのと売るのはどちらが得か?

不動産業者による「買取」は損か得か?

あなたの売却理由に合わせた達人のアドバイスをチェック!

  • 住み替えのために売りたい
  • 資産整理のために売りたい
  • 住宅ローンが支払えないから売りたい
  • 引っ越し、転勤のために売りたい
  • 離婚のために売りたい
  • 相続したが不要なので売りたい
ページトップ