売買契約を結んだ後にやっておきたいこと

売買契約が終われば後は残金の決済をして物件の引渡しを待つのみとなります。
しかし、この「売買契約~決済」までに売主としてやっておかなければならないことがいくつかありますので、今回は売買契約後のスケジュールについて話をしていきたいと思います。

売買契約が終了した直後に確認しておくこと

売買契約が終了した直後に確認しておかなければならないことがあります。
それは買主側の住宅ローンの状況です。
お金の話なので聞き出しづらいと思いますが、これはとても重要なことですので必ず確認しておかなければなりません。

買主の多くが住宅ローンを利用すると思うのですが、すでに事前審査にパスしている状況で利用する銀行を決めているのか?
それとも「これから住宅ローンを貸してくれる銀行を探します」というのでは大違いです。

買主がすでに事前審査をパスしている状況であったり、現時点で事前審査に応募している状況であれば決済日の目処を尋ねるようにしましょう。
この決済日が決定しなければ、売主として各方面に働きかけができないからです。

決済日が決まったらやっておくこと

正式な決済日が決まったという連絡を受けたら売主としてやっておかなければいけないことがあります。

  • 住宅ローンの残債務がある場合は金融機関に連絡をする
  • マンションの管理組合に報告する
  • 引越し業者に連絡し、引越し日を決定する

マンションの住宅ローンが残っている状態で売却した場合は、住宅ローンの残債務を一括返済しなければなりません。
銀行は一括返済の日までキッチリ利息を請求してきますので、決済日が確定しないことには銀行も必要書類を作成することができないのです。
この必要書類の作成には数日掛かりますので、決済日の連絡を受けたらすぐに銀行に連絡するようにしましょう。

分譲マンションを購入している段階でご存知だと思いますが、あなたも当マンションの管理組合員となっているはずです。
そうなるのであれば当然管理組合への届出も必要になります。売却したことを伝え組合員を脱退しなければなりません。

そして最後が引越し業者への連絡です。
売買契約~決済までは通常であれば早くても1ヶ月程度は期間が空きますので、決済日の連絡を受けてから引越し業者を決めても十分間に合います。
しかし売却時期が引越しシーズンである3月~4月だった場合、予約がギッシリ詰まっていて希望の日に引越しできない場合もあります。

そうならないように売買契約前の段階で引越し業者にあたりをつけ、事前見積もりを取っておくようにすることをオススメします。
このように事前見積もりを取っておけば、後は決済日が決定した時点で引越し日を連絡するだけで済みます。

決済日当日までに準備しておくこと

  • 権利証が手元にあるか確認する
  • 各種精算金の確認
  • 必要書類の確認

決済日までに準備しておかなければならない物や確認しておく事項があります。
まずは権利証の確認です。権利証は決済時に必要になりますので、しっかり手元にあるかを確認しておきましょう。万が一紛失してしまっているのであれば速やかに仲介業者に連絡をし担当の司法書士に相談してください。

各種精算金とは「固定資産税」やマンションの「管理費・修繕積立金」などのことです。
固定資産税は基本的に1月1日時点の所有者に対して請求されますので、年の途中で売却する場合は日割り計算のうえ、買主側にも負担してもらうことになります。

必要書類については権利証や印鑑証明書などがありますが、他には管理組合が発行している資料であったり、ガスコンロやエアコンなどの各種設備品の取り扱い説明書、ゴミの日や町内会の年間行事スケジュールが書かれているような資料も揃えておくと良いでしょう。

決済日に持参するもの

決済日に持参するものには「モノ」と「お金」がありますので、それぞれ別々に紹介しておきます。

決済日当日に持参するモノ
  • マンションの権利証
  • 実印と印鑑証明書
  • 本人確認書類(免許証など)
  • マンションのカギ
  • その他書類

必要となるモノはこれまでも言ってきましたので改めて説明する必要はないと思います。
その他書類というのは固定資産税の徴収票や管理組合の証明書などですが、不動産業者や司法書士などから詳しく説明があると思いますので、言われたものを持参するようにしましょう。

決済日当日に持参するお金
  • 仲介手数料
  • 振込み手数料
  • 司法書士への報酬費

一応「当日持参するお金」と書きましたが一般的には現金を用意する必要はありません。
一般的には買主から受け取る残金がありますので、これですべて支払うことができます。

決済と引渡しが終わったら

無事残金の決済と鍵の引渡しが終わったら売買に関する手続きはすべて終了となります。
しかしここで気を抜く前にもう1つやっておきたいコトがあります。

それは買主への気配りです。
わたしはこのサイトを通じてずっと言ってきたことがあります。
それはあなたがマンションを売ってあげるのではなく、あなたのマンションを買って頂くという話です。
つまりあなたのマンションを買って頂いたお客様に対して、最後にささやかな気配りを忘れてはいけないのです。

わたしが不動産で営業マンをしていたとき、売主の方にお願いしていたのが買主への感謝のお手紙です。
便箋1枚程度でかまいませんので、買って頂いた感謝の気持ちを手紙にして部屋においておくようにお願いしておりました。

買主は夢のマイホームを手に入れワクワクした気持ちで新居へとやってきます。
しかし荷物がすべて運び出された部屋というのは寂しいものです。
そこに1枚の手紙と花瓶に一輪のお花があるだけで雰囲気は全然違います。

きっと買主の方も「良い方から買うことができて良かった」と思ってくれることでしょう。

買主と売主の関係はお金の授受と鍵の引渡しが終わればすべて終わりという訳ではありません。もしかすると売主も知らなかった雨漏りや腐食など、思いもよらない欠陥がみつかることもあるでしょう。
そのようなときに、この感謝のお手紙とお花が威力を発揮してくれます。

買主に良い印象を強く与えておくことで、後に予測できないトラブルが発生しても穏やかな話し合いで解決できることになるのです。

~まとめポイント~

  • 売買契約が終わったら住宅ローンの状況を確認し、決済日を早々に決める
  • 決済日が決まったら「銀行」「管理組合」「引越し業者」に連絡をする
  • 固定資産税や管理費などは売主と買主で日割り負担する
  • 各種説明書や行事資料なども出来る限り買主に引き渡せるように準備しておく
  • 買主への感謝の気持ちを手紙にしておく
  • 買主へ良い印象を残しておくことで、後にトラブルが発生しても好意的な話合いで解決できる
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