ペットを飼っていたマンションを売却する際の注意点

ペットを飼っていたマンションを売却する際の注意点

室内で犬や猫などのペットを飼っていたマンションを売却することになったとき、やはり気になるのは「売却価格が相場よりも下がってしまうのか」という問題です。

管理人が不動産の営業マンだったとき、ペットを飼っていた一戸建て住宅や分譲マンションを仲介したことがありますので、その経験談などを交えながら、ペットを飼っていた物件を上手に売却する方法などについて解説します。

売却査定をお願いしたとき、ペットを室内で飼っていたというだけで、査定額を下げてくる業者は多くありますが、実際のところどれくらい査定額に影響がでるのでしょうか。

売却価格は相場よりも下がるの?

室内でペットを飼っていたというだけで、家やマンションの売却査定額が100万円や200万円安くなると言われたりしてますが、それは間違いだと思います。

少なくとも管理人が不動産営業マンだったとき、室内でペットを飼っていたというだけで、査定額を下げたことは一度もありませんでした。

ただし、猫の爪研ぎの後が柱に残っていたり、犬の爪でフローリングが傷ついている場合などは別です。このような場合は、実際に補修や修繕をするときに掛かる費用分を、査定額から差し引きます。

それでも、だいたいは30万~50万円ほどでおさまることが多いので、ペットを飼っていたからといって、査定額が100万円も200万円も下がってしまうことは、ほとんどないでしょう

逆に、ペットを飼っていたという理由だけで、査定額に影響を与えるような仲介業者は、その段階でこちら側から断ってしまうくらいで良いと思います。

補修やリフォームの必要性

ペットが付けたであろう傷がハッキリとわかる場合、それらの傷を補修や修繕してから売却するのが望ましいです。

ただし、次に購入する人も猫や犬のペットを飼おうと考えているのであれば、わざわざ補修や修繕をするよりも、その補修にかかる費用分を値引きしてもらった方が嬉しいというケースもあるので相談してから決めましょう。

ですので、売りに出す前にすべて完璧に補修や修繕をしてしまうのではなく、買主の状況を把握しながら臨機応変に対応していけば良いと思います。

買主の内覧時に気をつけたい点

ペットを飼っていた物件の問題点は、販売価格ではなく、内見時にどれだけ対応できるかだと思います。

ですが、これは基本的に売主の仕事ではなく、仲介する不動産会社の仕事なので、あまり内見時のことを神経質に考えすぎる必要もないと思いますが、中には気にする方もいますので、機を逃さないためにもしっかりと対策をしておくことをおすすめします。

内見時までにやっておくべきこと

参考までに、ペットを飼っていた物件の内見時の注意点をいくつか挙げます。対策をバッチリにして内覧に臨みましょう。

  • ニオイ対策
  • 毛の除去
  • ノミ、ダニ対策
  • フローリングの爪あと補修
  • ハウスクリーング業者に依頼

ニオイ対策

ペットを飼っていた物件で真っ先に気になるのが、その家に染み付いたペットのニオイです。普段からペットを飼っている人でも、他人の家のペットのニオイは気になるものです。ですので、ペットのニオイ臭は出来るだけ消しておくようにしましょう。

ただし、消臭スプレーや窓明け換気だけでは、染み付いたペット臭は絶対に取れることはありませんので、多少の費用が掛かってもいいので、専門業者に依頼してニオイ対策をしておくべきだと思います。

抜け毛の除去

ペットを飼っていると、どうしても抜け毛が家中に散らばってしまいます。ペットを飼いながら売りに出すのであれば、内見者が来る前に家全体の掃除機かけは必ずしておきましょう。

空き家の状態にして売り出すのであれば、ハウスクリーニングなど、一度プロにお願いしてしまうのもいいかもしれません。

ペットの抜け毛は、動物アレルギーを持っている人たちだと、敏感に反応してしまうので、売却が決まってから清掃するのでなく、売りに出す時点で一度クリーニングしておくのがベストです。

ノミ、ダニ対策

ノミやダニの対策も忘れてはいけません。「ペットを飼っていた=ノミやダニが多い」、と思い込む人も少なくありません。

子供がアレルギーも持っていたりする家族は、ノミやダニを必要以上に警戒したり、嫌ったりするので、あらかじめノミやダニの対策をしておくようにしましょう。

自分でバルサンを使用するのも良いですし、クリーニング業者を入れるのであれば、一緒にやってもらうこともできます。

フローリングの爪あと補修

柱やフローリングなどに付いた傷は、買主の意向に合わせて対応すれば問題ないと思うので、事前に補修や修繕をしておく必要はありません。

ただし、あまりにも傷がひどい場合は、それを理由に値切り交渉される場合もあるので、傷の度合いによって補修しておくか、売却後に補修するかを決めるようにしましょう。

ハウスクリーング業者に依頼

ハウスクリーニングは売り出し前と、引渡し直前の2回実施することをおすすめします。とくにペットを飼っていた物件では、売り出し前のハウスクリーニングはしておいた方が良いと思います。

ハウスクリーニングの相場ですが、一軒家だと50,000円~70,000円くらいですむはずですし、売却後にもう一度お願いするという条件で一回目は値引きしてもらえることもあります。二回合計のハウスクリーニングで100,000円や120,000円など、上手に交渉してみましょう。

内見時にはペットを外出させておくのがベスト

ペットを飼っていた物件の内見時は、ペットは外出させておくのがベストです。購入希望者もペットを飼うことを考えているのであれば、ペットが居ても問題ないように思うかもしれませんが、なるべくならペットは外出させておくのが良いでしょう。

家族以外の人が家の中に入ることで、興奮するペットもいますし、購入者側の家族に動物アレルギーを持っている人がいることもありますので、出来るかぎりリスクは避けるようにしましょう。

内見のときだけ実家に預けたり、ご主人に散歩に連れ出してもらうのが良いと思います。管理人の持論として、内見時にご主人がいるのはあまり好ましくないと思っているので、ペットを連れて散歩に出てもらうことができれば一石二鳥です。

ペット不可の分譲マンションでペットを飼っていた場合

最近は、ペット不可の分譲マンションで猫や子犬を飼っている人もいます。このような物件を売却する場合は、とくに注意が必要です。

買い手側は当然ペット不可という認識で内見に来るのですから、ペットを飼っていたと知れば、その時点で交渉決裂ということもあります。しかし、だからといってペットを飼っていたことを内緒にして売買するのは、後々のリスクを考えたとき得策だとは思えません。

ペット不可のマンションでペットを飼っていたのですから、当然それ相応のペナルティは覚悟しておく必要があります。

そのことを内緒にして売買すれば、後々、損害賠償問題へと発展する恐れもあるので、いくら仲介してくれる不動産会社が「ペットを飼っていたことは秘密にしておきましょう」とアドバイスしてきても、絶対にそれはNGです。

買主には、ペットを飼っていたことを理解してもらった上で、購入してもらうようにしてください。

ペットを飼いやすい環境であることをアピールしよう

内見に来た人がペットを飼っている、もしくはこれからペットを飼う予定なのであれば、ペットを飼いやすい環境だということを存分にアピールするようにしましょう。

おすすめの散歩コースを教えてあげたり、近くにあるドッグランやペット美容室などを教えてあげるだけでも効果があると思います。

ペットを買っている方は、引っ越したあと動物病院をどうするかは重要な問題なので、自分たちが利用していた動物病院がおすすめできると思うのであれば、そこも紹介してあげると喜ばれるでしょう。

ペットを飼っていたことで売却がマイナスに働く要因が多いのも事実ですが、このようにペットを飼っていたことを上手にプラスに転換するのも発想の1つです。

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