マンション売却の内覧案内で印象を良くするコツと注意点

マンション売却の内覧案内で印象を良くするコツと注意点

売却中のマンションが売れるかどうかは、内覧時の対応で大きく変わります。印象が悪ければせっかくのチャンスを逃してしまうので、しっかりと準備しましょう。

このページでは内覧時の注意点を詳しくまとめているので、これから内覧を迎える人はぜひチェックして下さい。

【目次】内覧で印象を良くするコツと注意点
  1. 部屋の印象を良くする清掃のコツ
    1. 玄関
    2. 水回り
    3. バルコニーやベランダ
    4. クローゼットや収納スペース
    5. キズや破損の修理
  2. 事前準備と当日やること
    1. 物件のアピールポイントをまとめる
    2. 内覧者からの質問を想定しておく
    3. エントランスや自転車置き場の整理
  3. 内覧に関する疑問や注意点
    1. 内覧の平均時間はどれくらいなのか?
    2. お茶やお菓子などは必要なのか?
    3. 内覧者のサクラに注意
    4. 内覧にくるけど成約しない原因は?

部屋の印象を良くする清掃のコツ

内覧を成功させるためにどこを掃除したら良いのか、内覧者に良い印象を与える掃除のポイントなどを詳しく紹介していきます。

最初にやるべきところを表にまとめて、それぞれのポイントを解説しています。

チェック箇所 ポイント
玄関 お部屋の印象が決まります。靴などを整理して広く見せます。
キッチン 第一印象は広さで決まります。ニオイの元もしっかりと掃除しましょう。
トイレ 手が回らないところまで念入りに掃除しましょう。ニオイにも注意。
浴室 カビなどをしっかり掃除して清潔感をアピールしましょう。水滴を拭き取り換気をしましょう。
バルコニーや
ベランダ
掃き掃除を忘れず、なるべく何も置かないようにキレイにすることを心掛けましょう。
クローゼットや
収納スペース
内覧時に見られても良いように掃除し、積極的に見せると好印象です。
キズや破損個所の修理 キズや破損個所の修理をする。

玄関

内覧者が一番最初に注目する場所でもあり、「家の顔」ともいわれる第一印象を決める大切な場所です。

玄関が暗かったり整理整頓がされず乱雑では、その後にどんなに良いポイントがあってもなかなか悪いイメージはつきまといます。玄関のキレイさが物件の印象を決めてしまうことを理解しておきましょう。

内覧のときだけでも良いので、靴や傘など置いてあるものは全て玄関収納の中にきちんと収納して、玄関の隅々までキレイにしておきましょう。また、玄関は外からのホコリや砂などが入りやすい場所のため、想像以上に汚れがたまっています。

上から下へ順にホコリを落としながら掃除をしていき、全体のホコリを落としたら雑巾で水拭きしましょう。靴を置いたり脱いだりするたたきは玄関のメインともいえるので、隅々まで掃いてキレイにしておきたい部分です。

靴箱などの、中が見えないところもしっかりと掃除しておきましょう。玄関のドアやドアノブなどの細かい部分も、意外と汚れているのでしっかりと拭いておきましょう。サビている場合には、サビ落としを使うのがおすすめです。

また、靴箱などの玄関収納は靴のニオイがこもりやすく、嫌なニオイがしてしまう場合もあります。靴箱のホコリを掃き出した後、エタノールを染み込ませた布で拭いて除菌をしておきましょう。

その後は、しばらく開けっぱなしにしておき、十分な換気を行うことも大切です。消臭剤や芳香剤を使うと印象が良くなります。

その場合、玄関や靴箱の隅などのなるべく目の届かない場所に置くのをおすすめします。嫌なニオイはマイナスな印象を与えてしまうので要注意です。

余計な靴や傘などはすっきりと片付け、お花やグリーンを飾って明るく爽やかな雰囲気を出すと良い印象を与えます。もちろん玄関部分の照明が切れているなんてのは絶対にNGです。

もし余裕があるのでしたら、玄関部分の照明電球だけでも明るめのやつに交換しておくとよいです。玄関は「家の顔」だということを忘れずに、丁寧な掃除を心がけましょう。

水回り

掃除をするうえで大切なところはやはり水回りです。毎日使う場所なので汚れが目立ちやすくたまりやすい場所ですが、汚いと生理的に受け付けられないと思う人はたくさんいます。

水回りが汚いと、他の部分がいくらキレイでも「汚い家」といった印象を持たれてしまうほど、家全体の印象を左右する場所になります。特に女性は水回りの状態に敏感です。

また、水回りは内覧者と一緒に来る不動産業者の担当者が厳しくチェックする場所でもあります。そのため、物件の価格を下げる口実にされないよう、内覧時には丁寧に掃除をしてほしいと思う場所でもあります。

自分自身はいつもの光景で見慣れているかもしれませんが、購入検討者にとって、そこがもしも「使えないレベル」に見えてしまうと、かなりのマイナス要因となってしまいます。

水回りの掃除におすすめなのが、メラミンスポンジとクエン酸です。

水を含ませたメラミンスポンジを汚れた部分にあてて磨いていくと、摩擦で黒ずみや水垢を落とすことができます。使い勝手が良く、こすって磨くだけでもとてもきれいに仕上がります。

頑固な水垢にはクエン酸を使いましょう。クエン酸は粉状でドラッグストアなどで販売されているので、水に溶かしたり、霧吹きなどに入れて使うと便利です。水回りの光るべきところが光っていると清潔な印象になります。

キッチン

キッチンの第一印象は広さで決まります。

お鍋やお皿など、目に見えるものはなるべく食器棚や収納棚に収納して、不要なものは処分して何も置かないようにしてください。広く見せることができて印象が良くなります。

築20年以上経っているマンションの場合は、システムキッチンを交換することも視野に入れておくと良いでしょう。

ただし売主が交換するのではなく、あくまでも買主のためです。新品のシステムキッチンに交換した場合の費用などを、あらかじめリフォーム業者から取り寄せておくという方法がおすすめです。

キッチン台やコンロの掃除はもちろんですが、水切りカゴや排水溝などはニオイの元となるため、念入りに掃除を行ってください。除菌洗剤やキッチン漂白剤などにつけておくと、ニオイの元を断つことができます。

また、キッチンの掃除には油汚れを落とす効果のある重曹がおすすめです。重曹を使ってシンクやコンロなどを掃除してみましょう。水垢や油汚れなどはきちんと落とし、蛇口やシンクは拭きあげてピカピカに光らせておきましょう。

トイレ

汚れが付きやすい箇所のため、内覧者はしっかりと状態を確認する場合が多いです。トイレは狭いので清潔感のある空間にしなければ、余計に汚れなどが目立ってしまう場合があります。

便座、床、ペーパーホルダーなどのホコリや汚れなど基本的な掃除はもちろんですが、内覧時にはニオイへの配慮も怠らないよう必ず換気扇をつけて換気を行い、清潔感のある芳香剤などを置いておくようにしましょう。

ちなみにトイレ内の壁紙は、家のなかでも汚れが着きやすく目立つポイントです。

買主の趣味などもあり、基本的に室内の壁紙の交換はおすすめしていませんが、汚れがあまりにも目立つようなトイレであれば、内覧前に張り替えておくのも良いでしょう。

壁紙の色によっては、トイレの空間を広く魅せることもできるので、そういった点からも必要な出費だと割り切ることも大事です。

浴室

浴室も清潔感のアピールとニオイ対策がポイントです。バスルームの壁や床、浴槽などのカビや水垢を落とし、床や排水溝などに髪の毛が落ちていないか気を付けます。

カビは普通の洗剤では落とすことは難しいので、専用のカビ取り洗剤を使いましょう。カビの生えたところに塗って、時間をおいてから流すとキレイになります。

また、蛇口や鏡もしっかりと磨いておきましょう。シャンプーなどの洗面用具も全てきれいに洗い、洗面器やバスチェアなどと一か所にまとめておくとスッキリ見えて広い空間という印象が与えることができます。

お風呂掃除後は必ず水滴を拭き取り、よく換気を行うことが大切です。

バルコニーやベランダ

忘れがちな場所なのがベランダです。

内覧時には窓の開閉チェックと合わせてベランダもチェック項目に入っていることが多く、リビングからの眺望をチェックするために内覧者がベランダに出ることも多いです。

普段あまり使っていない人も売却時にはしっかりと掃除をしましょう。

物干しや掃除用具など置いてあるものはなるべく片付けて、何も置かないように心がけましょう。しまう場所がない場合にはなるべく目の届かないようにキレイに端に寄せておきます。

洗濯物や布団を外に干したいと考える内覧者も多く、広いベランダは魅力的に感じてもらえプラスの要素になります。

使わないものをたくさんベランダに隠しておいたら見られてしまった・・・なんてことのないよう、ベランダもスッキリ整理整頓しておきましょう。

また、ベランダには枯葉や虫の死骸などがないように、しっかりと掃き掃除をしておきます。ほうきとちりとりでゴミを掃くだけでも十分綺麗になります。

もしベランダにシミがあるようなら水を使ってこすり落とした方が良いでしょう。なかなか取れない汚れには少量の水とブラシを使い、細かい部分の汚れには使わなくなった歯ブラシを使うとよく汚れが落ちます。

マンションでは、水がお隣や下の階のベランダに流れてしまうことがあるため、ベランダの掃除に水を使うのに抵抗を感じる人も多いでしょう。対策としては小雨の日などの雨水を利用しながら掃除をするのがおすすめです。

掃除の際には、周辺のベランダに洗濯物が干されていないかを確認し、ゴミが飛び散らないように気を付けてください。また、水漏れがないように掃除の際の水の量には十分に注意して、周りへの配慮を忘れずにしましょう。

クローゼットや収納スペース

収納スペースはついつい物を詰め込んでしまいがちですが、キレイにしておくと印象が良くなります。

また、アピールポイントになることもありますので、物を整理整頓して減らしつつ、内覧時に見られても良いように収納方法も工夫してみましょう。クローゼットや押し入れなどの収納スペースはその家の一部なので、多くの内覧者は中まで見せてほしいと希望してきます。

内覧の際には、積極的に自分から開けてみせるのも売主の印象が良くなります。収納スペースに限らずですが、印象が悪くなってしまうので「ここは見ないでください」という場所を作らないことが大切です。

とくにお年頃の娘さんなどがいる家庭は、内覧者からクローゼットの中を見せて欲しいとは言いづらいものです。しかし子供部屋のクローゼットも見ておきたいと思っているのは言うまでもありません。

売主側からひとこと「子供部屋のクローゼットもご覧になりますか?」と声をかけてあげるようにしましょう。

キズや破損の修理

中古マンションの購入を考えている方は、多少の劣化やキズなどは最初から承知したうえで物件探しをしていることが多いです。また、購入検討者によって修理に対する考えも違います。

キズや破損に対する考え方は様々で、せっかく修理したのに、その後購入者が大幅にリフォームする予定で物件を探していた場合、せっかく修理した費用が無駄になってしまいます。

なので、通常の生活でついてしまったキズや破損は、そのままの状態で売りに出しましょう。

ただし腐食箇所やとても深いキズがある場合など、内覧者が引いてしまうほどひどい破損が見られるときは、「ほかにもこういう箇所があるのでは?」と不安を与えてしまい、印象も良くありません。

あまりにもひどい破損が見られるときに、修理した方が良いかは不動産業者に相談して決めることをおすすめします。信頼できる不動産会社であれば、適切なアドバイスをくれるでしょう。

また、「印象を良くしたい」という思いから傷や汚れをカーペットやポスターなどで隠す売主もいますが、マンション売却前に売主自身が気付いているキズや汚れのことは隠さず、積極的に購入検討者に伝えておくのがベストです。

印象を良くしたいがために、キズなどを隠したくなる気持ちもわからなくはありませんが、最終的にはそれがトラブルの原因になってしまう可能性があります。

マンション売却後のトラブルを避けるためにも、大きな傷や汚れについては、早めに内覧者にお伝えするようにしましょう。

清掃のポイント

清掃する際は、自分が買う立場になってみたときに「嫌だなぁ」と思う点や気になる点を、なるべくなくすように心がけましょう。

また、キレイにするだけではなく、さらに良いお部屋に見えるポイントやコツなどもありますので次はそちらを紹介していきたいと思います。

部屋を広く見せるようにする

内覧者は実際の図面で見る広さよりも、体感して感じた広さを重要視しています。

物が多かったり、散らかっていたりすると狭くて収納が少ないお部屋という印象を与えてしまいますが、キレイに収納されていると、清潔感のある印象を与えられるだけでなく、お部屋が広く見えます。

引っ越し後に捨てる予定の家具や物は、早めに処分しておきましょう。また、普段お部屋に置いているものでクローゼットや押し入れなどに収納できるものはなるべくしまっておくと、広く感じてもらえるようになります。

使っていないものや必要のないものを処分しながら効率よく収納し、できるだけ床面積が広くなるように整理整頓しながら工夫してみましょう。

特に、女性の方は洋服が増えてしまいがちだと思いますが、もう何年も着ていないものや、流行遅れのものなどは思い切って捨てましょう。

靴や帽子、アクセサリーなどの小物もあわせて整理してみるのも良いでしょう。捨てるのがもったいないと感じてしまう方は、リサイクルショップなどを利用してみるのもおすすめです。

引っ越しの荷物が減らせるという意味でもメリットがあります。

部屋のおすすめ部分周辺は重点的に

どんな物件でも、必ずアピールポイントがあります。まず自分で物件のアピールポイントを整理して、その周辺を優先的に片付けます。

例えば、明るいリビングが魅力という場合は、光が入りやすいよう窓の前に置いてあるものなどがあれば片付けてみましょう。

また、リビングは最も広い空間なので、ここがすっきりと開放的に見えると見栄えも良くなり家の全体の印象も良くなります。

「広い玄関」「開放的な廊下」「風通しの良いお部屋」などアピールポイントはいくつかあると思います。その場合、良い部分を活かさないのは非常にもったいないです。

お部屋の中でおすすめできる部分に、より注目しながらいまいちど見直してみましょう。

事前準備と当日やること

事前準備と当日やること

内覧時の準備をしっかりと行うことで、売却までもスムーズになります。内覧時の準備も決して手を抜かず、失礼のないように対応しましょう。売主の事前準備次第で、内覧者の購入意欲を高めることもできます。

事前準備と当日やることについて具体的に紹介していきたいと思います。掃除同様に表でまとめてから詳しく解説していきます。

ポイント 注意点
内覧日程の調整 なるべく内覧者の希望にあわせます。自分の都合に合わせてもらうのはNGです。
物件のアピールポイントをまとめる 事前に周辺情報のおすすめポイントなどをまとめておきましょう。ただし、アピールのし過ぎは注意。
内覧者からの質問を想定しておく 何を質問されても良いように売却理由やご近所のことなど、回答を事前に用意しておきます。
内覧者用のスリッパを用意 5足分ほど用意しておきましょう。丁寧な印象を与えることができます。
エントランスや自転車置き場の整理 マンション自体の評価を下げないために共用部分も内覧前に確認して清潔にしましょう。
窓を開け換気しておく ニオイもお部屋の印象を左右します。生活臭をなるべく消せるよう必ず換気をして空気を入れ替えます。
室温を調整する エアコンなどを使って丁度よい室温にし、居心地の良い空間にしておきます。
部屋の電気は全てつけておく お部屋を明るくすることで広く見えて、好印象です。

内覧日程の調整

内覧のほとんどは土日に行われます。週末の予定はいろいろあると思いますが、内覧希望者がいたらできるだけ日程を合わせるようにしてください。

内覧を断るということは購入検討者とのご縁が減ってしまい、買ってもらえるかもしれないチャンスを逃していることになります。

また、前日や当日に突然、内覧の予約が入ることがありますが、これもできる限り受け入れられるように頑張ってみましょう。急な予約に対応できれば印象はよくなるので、売却への近道になります。

基本的には内覧希望者の日程に合わせることが多いですが、例えば「週末のみ内覧可能」など、売主から「この日だけ!」と限定して候補日を提案する方法もあります。

こちらの都合に合わせてくれる人なので、購入する可能性が高い内覧者が集まります。実際、私の知り合いでマンションを購入した人も有休をとって物件の内覧に行っていました。

売主から候補日を提案することで「本気の購入者」だけに絞れるというメリットがあることも覚えておいてください。

物件のアピールポイントをまとめる

当日は、内覧者と一緒に不動産業者の担当者がきて案内をしてくれますが、完全に業者任せにしないことが大切です。

もちろん不動産会社の担当者は物件を売るために一生懸命営業トークをしてくれますが、物件の良さを一番わかっているのは売主自身です。内覧者も実際に住んでいる人にしかわからないことを知りたいと考えています。

マンションの価値とともに、周辺の生活環境も購入検討者にとっては重要ポイントです。買い物、医療、教育、レジャースポットなど、実際に利用してみないとわからないような情報があれば、伝えてあげると良いでしょう。

なので、マンション近辺のことを聞かれる前提で、事前に物件の良いところをアピールできるようにいくつか考えておきましょう。ただし、地図をみて容易にわかる情報では意味がありません。

「マンションの人は明るく挨拶してくれる気さくな方ばかりで、とても居心地がいいですよ」「近所の病院の先生がとても信頼できると評判の先生なんです」というように、地図では確認できないアピールポイントを用意しておくのが良いでしょう。

もしもここに住むとしたら、買い物はどこに行けばいいのか、駅までの道のり、ご近所付き合いはどうなのかなど、日ごろ感じていることなど、なるべく正直に話しすることで好感を持たれます。

また、お子様がいらっしゃる家庭には学校の情報や地域の詳しい情報などを教えてあげると喜ばれます。

ここに住んで楽しかったことを思い出せば、すぐにアピールできることが思い浮かぶはずです。購入検討者にとっては非常に重要な情報なので、間違った情報を伝えないよう十分に気を付けてください。

また、「気になることがあれば何でも質問してくださいね。」など、こちらから内覧者に話しかけることで、気になることも聞きやすくなり印象も良くなります。

もし不安な場合は、内覧に来てくれる購入検討者が何を重視しているのか、業者と内覧前によく話し合いをしておき、担当者から代わりにアピールポイントを紹介してもらうのもおすすめです。

また、新築分譲時のマンションのパンフレットや間取り図を保管している場合は、内覧者の目に留まるよう置いておくと、お部屋を大切にしてきたという印象を与えられることができます。

ご自身でお部屋のいい点や特徴などを書いた簡単なパンフレットを作成してみるのもおすすめです。

内覧者からの質問を想定しておく

内覧会で、真剣な購入検討者は、マンションのことや周辺地域の情報をいろいろ聞いてきます。内覧時に何を質問されてもいいように、ご近所さんはどんな人か、マンションの周りには何があるのかをまとめておきましょう。

以下の質問は特に多いので答えられるようにしておきましょう。

なんでこのマンションを売るのですか?

という質問は非常に多くみられます。物件に欠陥があって引っ越すのか、近隣でのトラブルがあって引っ越すのか・・・など、内覧者が不安を抱えている場合は、売主は丁寧に説明し、安心感を与えてあげることが大切です。

家族構成の変化や仕事の都合など、内覧者が安心して納得するような理由であれば、正直にきちんと説明しましょう。

しかし、トラブルなどが理由で売却する場合は、不利にならない理由を他にも用意しておきましょう。この場合は、事前に不動産会社に相談しておくと安心です。この質問の答えをまえもって用意しておかないと、内覧者が不安になってしまい、それがマイナス要素となってしまいます。

駐車場や駐輪場は使えますか?

また、駐車場や駐輪場などが全戸に割り当てられているなら良いですが、そういったマンションはあまり存在しません。

もし駐車場の空きがない場合は、今後空く予定はあるのか、マンションの近隣で借りる場合はどの辺りなのかということと、料金の相場なども事前に調べておき、答えられると好印象です。

マンション内の駐車場と駐輪場の数や毎月の利用料金などもあわせて答えられるようにしておきましょう。

いくら値引きしてくれますか?

値引き額をいきなり聞いてくる内覧者もいます。

値下げ交渉は絶対に不動産業者の仲介が必要ですし、内覧会で値段の駆け引きをするのは難しいですから、「ご検討いただけるのでしたら、担当者と相談します」とだけ答えておきましょう。

家電は置いていってくれますか?

家電に関する質問も、安易に答えないように注意が必要です。

できるだけ良い対応をしたいと「置いていきます」と返答したくなる気持ちもわかりますが、言ってしまったことを後から訂正することは難しいので、トラブルにならないためにも「家族と相談してから決めます」や、「置いていく予定はありません」などと伝えておくようにしてください。

内覧者用のスリッパを用意

内覧にきた購入検討者は、他人の家に上がることになります。

不動産会社の方がスリッパを用意してくれる場合もありますが、売り主側で必ず用意しておくことをおすすめします。内覧時にスリッパを用意するだけで、とても丁寧な印象を与えることができます。

100円ショップなどにもスリッパはたくさん売っています。高いスリッパじゃなくても大丈夫なので、来客用のスリッパを5足分ほど用意しましょう。

また、ベランダ用のサンダルなどを用意しておくとさらに印象が良くなります。実際に私も物件の内覧に行った際に、売主の方がキレイなスリッパを用意してくださっていたことに気遣いを感じられ、かなり印象が上がりました。

このようなちょっとした気遣いが、最終的に売却へとつながります。

エントランスや自転車置き場の整理

マンションの共用部分の掃除なども忘れてはいけません。なぜなら、購入検討者はお部屋の中だけではなくマンション全体を見に来るからです。

内覧者が来る前に「マンションの顔」であるエントランスや、内覧者が使用するエレベーターなどにゴミが落ちていないかを事前にチェックしておきましょう。

いくら自分のお部屋をキレイにしていても、エントランスやその他の共用部分が汚れていたら、住民の意識が低いマンションなのではないかと思われてしまう可能性もあります。

もしも共用部分にゴミが落ちていたら拾っておき、マンションの評価を下げないようにすることが大切です。

また、ポスト付近にはチラシが散乱している場合もあります。掲示板に期日が過ぎた古いお知らせが貼ったままなのもよくありません。

内覧者が見たときに「管理が行き届いていないマンションなのかな?」と疑問を持つ可能性があります。不動産業者や管理会社だけに任せず、内覧の日だけでも必ず共用部分のゴミを拾い、清潔にすることを心掛けましょう。

部屋の印象を良くするポイント

お部屋をきれいにすることももちろん大切ですが、上記で紹介したポイント以外でも、たったひと手間くわえるだけでお部屋の印象を良くするコツがあります。

窓を開け換気しておく

ニオイもお部屋の印象を左右します。

長く住んでるとそのお部屋のニオイが分からず、自分では気付かないことも多いですが、どの家にも独特の生活臭があります。たとえ日ごろからお部屋のニオイには気を使っている家であっても、そのニオイが内覧者に合うかどうかは別問題です。

内覧者にはその生活臭が不快なニオイに感じてしまう場合もあるかもしれません。内覧者を迎えるときは、必ずしっかり換気をして空気を入れ替え、落ち着いて内覧できる空間にしておきましょう。

特にソファやカーテンなどの布製品にはニオイが染みつきやすいといわれています。消臭スプレーなどを用意して、直前に利用するのがおすすめです。さらに、ペットを飼っている方の場合は、入念に消臭作業を行ってください。

また、空気清浄機をつけておくのも良いでしょう。

「お部屋はとても気に入ったのに、タバコの臭いがどうしても気になって購入をやめました」という方を見たことがあります。最低でも内覧者が来る1時間以上前から必ず換気をしておきましょう。

室温を調整しておく

内覧時にはお部屋の室温が快適になるよう、必要に応じて冷暖房で快適な温度に調整しましょう。普段は節電している方も、内覧時にはエアコンなどを使って居心地の良い快適な空間にできるよう心がけましょう。

少し暑い、少し寒いくらいの季節であれば、内覧の直前にエアコンをつけて室温を調整することで、冷暖房の気密性もアピールすることができます。また、湿気がたまっていないか、嫌な空気がこもっていないかも合わせて確認すると良いでしょう。

空気を入れ替えてから必要であればエアコンなどで室温を調整し、空気の乾燥が気になる季節には加湿器を付けるなどの工夫をして良い印象を与えましょう。

部屋の電気は全てつけておく

人は誰でも明るい印象のものに好感をもつものです。部屋を明るくすると広く見えて、それだけでイメージが良くなります。

暗いお部屋は悪いイメージを与えてしまう可能性があるので、内覧当日はトイレや浴室も含め、必ずすべての電気をつけ、内覧者が到着する前に明るいお部屋にしておきましょう。

到着してから、電気をつけると「暗いから電気をつけた」という印象をもたれてしまいます。

また、内覧時に照明の電球が切れてしまわないよう新しいものに変えておくのも安心です。その場合は明るさのある照明、電球を選んでみてください。オレンジ色の優しい色味の照明も、おしゃれな雰囲気に変わるのでおすすめです。

窓ガラスもしっかりと拭いておき、窓からの光も最大限に取り入れ、室内を明るくして内覧者を迎え入れましょう。

内覧に関する疑問や注意点

内覧に関する疑問や注意点

初めての内覧会にはいろいろな疑問や不安があるのが当然です。しかし、その疑問をあいまいにしたまま対応してしまうと、それが失礼になってしまう可能性もあります。

マイナスな印象を与えてしまうと、売主の対応が良くなかったために物件の購入にまで至らなかったケースもたくさんあります。次は、内覧会によくある疑問や注意する点を紹介したいと思います。

内覧の平均時間はどれくらいなのか?

内覧会は人によって変わりますが、一般的に平均は30分から長くても1時間前後といわれております。長い場合は2時間くらいかかる場合もあります。

前向きに購入を検討してくださる人や熱心な内覧者の場合は、時間がかかることを想定して1時間半くらい時間をあけておくと安心です。

物件に興味のない人ほど、早く終わる傾向にあります。逆に興味があり入念にチェックする人は、2時間以上かかるケースもあることを覚えておいてください。

お茶やお菓子などは必要なのか?

お茶やお菓子などを出す必要はありません。

内覧に来る人の目的は、お部屋を見学することです。真剣に物件を探している内覧者はお茶よりも、納得するまで物件の隅々をチェックしたいと思っています。

また、内覧者もお茶などを出されると売主に気を使ってしまい、逆に落ち着いて見ることができません。

当日はほかの物件も回るようにスケジュールが組まれていることも多いです。また、事前に不動産業者に立ち寄ることもあり、そこでお茶を出されている場合もあります。

しかし、もし内覧者が物件に興味をもってくれて、会話をするようなことがあれば、さりげなくお茶などを出したりするのは良いと思います。このようにタイミングを見ながら、必要のないときは基本的にお茶などを用意することはありません。

内覧者のサクラに注意

サクラとは、不動産会社が売主に販売活動をしていると思いこませるために派遣する嘘の内覧者のことで、購入見込みが一切ない人たちのことをいいます。

このようなサクラの存在は、残念ながらゼロではありません。

また、業者が「専任媒介契約」を結ぶことを目的に、「このマンションの売主を探しています!」などと嘘の書いたチラシをポストに入れ、「これならすぐ売れるかも!」と物件の所有者に思わせるケースもよくあります。

しかし、そのチラシは全くの嘘なので、「チラシのお客さんは他に決まってしまいました」などと言い逃れをします。そして売主の物件にサクラの内覧者を送り、販売活動をしているかのように見せかけるのです。

万が一このような不動産業者と契約した場合は、「専任媒介契約」の期限は3ヶ月なので、3か月が経ったらすぐに解約を申し込みましょう。

またサクラとは少し違いますが、不動産会社が別のおすすめ物件を売るための当て馬物件として内覧者を連れてくることがあります。その場合、アピールしてくれるどころか「ダメな見本」にされてしまいます。

このような内覧者が多いと感じた場合も、業者を変えることをおすすめします。購入見込みのない内覧者を連れてくる不動産会社に任せていても無駄な時間ばかりが経過してしまい、マンション売却もなかなか進みません。

本気で向き合ってくれない不動産会社とは早めに縁を切り、新しい不動産会社と契約を結ぶことが得策です。

内覧にくるけど成約しない原因は?

内覧に来てくれたのに、なぜ購入してもらえなかったのかは気になるところです。

その場合、お部屋の状況に問題があるか、不動産業者の営業力に問題があるか、どちらかの原因が考えられます。

お部屋の状況に問題がある場合、自分たちではキレイにしたつもりでも、内覧者からすると汚く見えてしまい、買う気をなくしてしまうようなマイナスな箇所があるのかもしれません。

また、業者に原因がある場合は、さきほどのサクラの項目で説明したことや、そもそもの物件の広告の作り方や販売活動に問題があることが原因になりますので、どのような販売活動をしてくれているのか確認をし、別の業者に変えることをおすすめします。

必ず、業者を通じてなぜ購入検討者が自分の物件を断ったのか、理由を聞くようにしましょう。そして、何か思い当たる点があればすぐに改善して対応し、次回の内覧の成功につなげます。

まとめ

内覧の時の印象はとても大事です。細かい汚れを落とすのは大変ですが、掃除をすることで内覧時の印象は良くなり、マンション売却にとってもプラスになります。

整理整頓が苦手な人にとっては根気のいる大変な作業だとは思いますが、内覧会はマンションが売れるか売れないかのキーポイントになります。

自分ではキレイにする自信がないという人は、費用がかかりますがプロのハウスクリーニングを頼むのも良いでしょう。

周辺のライバル物件に負けないよう、普段の掃除よりも力を入れて隅々まで丁寧に行い、好印象になるようなお部屋作りを心掛けましょう。

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