傾いた家は売却できる?直すのにかかるリフォーム費用は?

傾いた家は売却できる?直すのにかかるリフォーム費用は?

「家が傾いているけど、このままで売却できますか?」という、売却相談を受けたことが何度かあります。

もちろん傾いたままでも、家の売却はできますが、やはり売却価格でカバーしなければ、買い手は簡単に見つからないでしょう。つまり、それなりの値引きが必要不可欠ということです。

傾いたまま売却するのが良いのか、それとも傾きを修繕してから売却する方が良いのかという質問もよくされますが、これは傾きの原因がわからないと何とも言いようがありません。

何が理由で傾いているのかによって修繕費用が違いますし、再度傾く可能性を完全に排除したとは言い切れないからです。

今回はこのような、傾いた家の売却やリフォームなどについて解説します。

家が傾く原因

家が傾く原因の8割が、地盤の強度によるものです。

地震の影響で地盤が沈むこともありますし、もともと軟弱地盤だった土地で、補強工事が足りずに沈むこともあります。

他にも、造成した分譲地だったため、時間の経過と共に地盤が少しづつ沈下していたり、地下水が影響して地盤沈下することもあります。

まれに、家を建てるときの施工ミスで傾くこともありますので、家の傾きがすべて地盤の問題というわけではありません。

そして、傾いている家の最大のネックは、雨漏りのように簡単に補修や修繕ができないという点です。さらに、家の傾きが修繕できたとしても、地盤が沈下している原因まで改善できることが少ないという問題もあります。

家の傾きを直すのにかかるリフォーム費用

家の傾きの修繕費用は、本当にピンキリなので一概には言えませんが、比較的簡易的な補修工事ですむ場合でも100万円。大掛かりな補修工事ともなければ500万円前後かかることもあります。

これはあくまでも個人的な意見ですが、家の傾きに関しては、地元のリフォーム業者でも対応工事は請けてもらえますが、やはり家の傾き工事を専門にやっている業者に依頼する方が安心だと思います。

理由としては、家の傾きを修繕する方法は多種多様なため、最終的には経験が大事だと思うからです。傾きを修繕する方法として、1つの案を提示してくれる業者より、4つ5つの案を提案してくれる業者の方が安心できると思います。

多くの修繕方法を提案してくれる業者の方が、価格的にも安価な方法を提案してくれる確率は高いでしょう。

傾いた家の売却体験談

不動産会社の営業マン時代、傾いた家を実際に何度か売却したことがありますので、そのときの経験談を話します。

傾いた家の売却は、一筋縄では行かないことが多いです。どんなに魅力的な家でも、「傾いている」という事実がわかった時点で、購入希望者の購入意欲は下がります。

営業マン時代に一番苦労した傾きの家があります。高台にある高級住宅地に建っている家で、土地の広さは120坪、建物は60坪の豪邸でした。築15年ほどでしたが、通常の相場でいえば6,000万円以上でも売却できる物件です。

当初は4,800万円で売り出し価格を設定しました。6,000万円以上の価値がある物件が、4,800万円なのですから、内見希望者は次々現れました。売り出し開始から1ヶ月で、内見案内だけで20組ほどありました。

ですが、ほとんどの内見者は、地盤沈下により家が傾いていることを理由に、購入を断念されました。2組のお客さんとは、具体的な交渉までいけたのですが、傾きの解消に掛かる費用が膨大だったため断念されました。

その後、価格を4,000万円まで下げたのですが、それでも買い手は決まりませんでした。最終的に、買取専門の業者が買い取り、家を全て解体して新築の建売住宅として販売しました。

買取業者の提示した買取価格は教えてくれませんでしたが、私の予想では土地代に少しプラスした程度なんじゃないかと思います。

傾いた家の売却方法

上記の体験談は、少し特殊な例でしたので、一般的な売却事例も紹介します。

傾いた家の売却方法は、大きく分類すると以下の3つのパターンがあります。

  • 補修費分を値引きして販売する
  • 補修工事をして販売する
  • 建物を解体して土地だけで販売する

補修費分を値引きして販売する

事前に補修工事の見積りを取っておき、その分を販売価格から差し引いておくというのが、一番現実的な方法だと思います。

こうしておけば、購入後に解体して建て替えを考えている人や、そのまま居住しようと思っている人のどちらにも対応できるからです。

その代わり、売買契約書には、今後地盤沈下や家の傾き等で何が起こっても、すべて買主側で処理をするという文言を入れておくことを、忘れないようにしましょう。

補修工事をして販売する

傾きの補修工事をしてから売りに出す、という方法もあります。この方法のメリットは、実際に補修工事に掛かった代金が買主側にわからないことです。

例えば、傾きの補修工事に掛かった費用が120万円だったとしても、売り出し価格に補修費用をまるまる上乗せして売りに出すこともできます。

買い手がなかなかみつからなかったり、最後の一押しで迷っている人に、「今決めてもらえるなら50万円値引きします」という売り方もできます。

建物を解体して土地だけで販売する

家の売主には瑕疵担保責任が発生するので、そのような面倒なことをすべて排除したいのであれば、建物を解体して更地の状態で売りに出すこともひとつの方法だと思います。

建物の築年数が経過している物件などは、すべて解体して更地にして売り出す方が、早く買主が見つかる可能性も高いです。

解体費用は、木造住宅だと70万円~100万円ほどなので、家の傾きを補修するよりも安上がりになる可能性が高いと思います。

まとめ

傾いている家の売却というのは、買主も見つけるのも大変ですし、上手く買主が見つかっても、売買後のトラブルのリスクもあり、決して簡単ではありません。

管理人からのアドバイスとしては、街の不動産会社に売却を依頼するのではなく、こういう訳あり物件を取り扱ったことのるような大手不動産会社に相談してみることをおすすめします。

とくに地盤沈下や、傾いている家の仲介に慣れている業者であれば、契約もスムーズに運びますし、売却後のトラブル防止対策もアドバイスしてもらえるでしょう。

このような、特殊な物件の売却に強い不動産会社を探すのには、ネットの一括査定サービスが便利です。自分の売ろうとしている物件の状態をしっかりと書いて、査定の申込みをしましょう。

その後、いくつかの不動産会社から査定結果が送られてくると思うので、その中から気になる不動産会社に、「なぜその価格で売れると思うのか」を聞いてみましょう。

その受け答えがしっかりできて、こちらが納得できるような説明をしてくれた不動産会社であれば、きっとうまく売却を進めてくれるはずです。

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