首都圏で中古マンションがよく売れる人気駅ベスト10

首都圏で中古マンションがよく売れる人気駅ベスト10

毎年、野村アーバンネットによる不動産情報サイト「ノムコム」で、首都圏の中古マンション人気地域を最寄り駅ごとにランキング発表しているのをご存知でしょうか。

首都圏のように開発が盛んな地域は、めまぐるしく人気のエリアが変わっており、それにともなって中古マンション市場にも大きな影響を及ぼします。

そこで今回は、ノムコムが毎年発表している人気エリアを、最寄り駅に沿って過去3年間の変動をおさらいします。

過去3年間の人気エリアベスト10

2015年度 2014年度 2013年度
1位 豊洲(東京メトロ有楽町線) 麻布十番(東京メトロ南北線) 広尾(東京メトロ日比谷線)
2位 品川(JR山手線) 品川(JR山手線) 品川(JR山手線)
3位 恵比寿(JR山手線) 恵比寿(JR山手線) 恵比寿(JR山手線)
4位 勝どき(都営大江戸線) 広尾(東京メトロ日比谷線) 豊洲(東京メトロ有楽町線)
5位 広尾(東京メトロ日比谷線) 豊洲(東京メトロ有楽町線) 白金高輪(東京メトロ南北線)
6位 麻布十番(東京メトロ南北線) 大崎(JR山手線) 麻布十番(東京メトロ南北線)
7位 目黒(JR山手線) 白金高輪(東京メトロ南北線) 渋谷(JR山手線)
8位 白金高輪(東京メトロ南北線) 田町(JR山手線) 勝どき(都営大江戸線)
9位 大崎(JR山手線) 勝どき(都営大江戸線) 目黒(JR山手線)
10位 武蔵小杉(東急東横線) 三鷹(JR中央線) 大崎(JR山手線)

2013年の中古マンション人気駅

JR山手線エリアは根強い人気ですが、前年1位だった品川が広尾に1位の座を明け渡し、東京オリンピックの恩恵が大きそうな湾岸エリアの注目度が一気に増してきました。前年5位だった広尾が1位になりましたが、これは城南エリアが以前から広い世代に人気だった為です。

2014年の中古マンション人気駅

前年度1位の広尾から首位の座を奪取したのは、同じく城南エリアの麻布十番です。麻布十番といえば、メディアなどで「お洒落な街」として取り上げられることも多く、この結果にも納得です。山手線新駅の開業により、田町が前年度の27位から一気にベスト10入りしたことを除けば、相変わらず城北エリアと湾岸エリアの好調振りが伺えるランキングだと言えます。

2015年の中古マンション人気駅

ここにきて遂に湾岸エリアが1位になりました。東京オリンピックの恩恵を最も受けるエリアと言われていた豊洲ですが、それだけではなく築地移転も関係していたようです。現在その築地移転は、連日メディアでも大きく取り上げられている土壌汚染問題が深刻化しており、この問題次第では豊洲の中古マンション市場にも少なからず影響を及ぼす可能性があります。

2015年度も品川、恵比寿は不動の人気を維持しており、広尾、麻布十番がそれに続きます。これら4つのエリアは、中古マンションでも特に人気が高いエリアとして知られており、少々築年数が経過している中古マンションでも欲しいという方が後を絶ちません。1位の豊洲が大きな問題を抱えてしまったので、今後ますます城南エリアの人気が高まることになる可能性があります。

人気エリアの中古マンション平均価格帯

今度は人気エリアの中古マンションの平均価格帯について見ていきます。

2015年度 平均価格 2014年度 平均価格
1位 豊洲(東京メトロ有楽町線) 6,237万円 麻布十番(東京メトロ南北線) 8,682万円
2位 品川(JR山手線) 7,119万円 品川(JR山手線) 7,888万円
3位 恵比寿(JR山手線) 7,991万円 恵比寿(JR山手線) 6,495万円
4位 勝どき(都営大江戸線) 6,009万円 広尾(東京メトロ日比谷線) 1億1,019万円
5位 広尾(東京メトロ日比谷線) 1億1,720万円 豊洲(東京メトロ有楽町線) 6,035万円
6位 麻布十番(東京メトロ南北線) 9,435万円 大崎(JR山手線) 6,507万円
7位 目黒(JR山手線) 6,384万円 白金高輪(東京メトロ南北線) 6,721万円
8位 白金高輪(東京メトロ南北線) 6,557万円 田町(JR山手線) 6,176万円
9位 大崎(JR山手線) 8,402万円 勝どき(都営大江戸線) 6,729万円
10位 武蔵小杉(東急東横線) 6,117万円 三鷹(JR中央線) 4,882万円

まず2014年度と比較すると、2015年度の方が、全体的に価格が上昇しているのが一目瞭然です。2013年~2015年まで連続3位だった恵比寿を比較しても1,500万円ほど上昇していますし、高級住宅地として名高い麻布十番でも800万円ほど上昇しています。

ただ注目して欲しいのが、連続2位の品川です。前年度から770万円ほどダウンしているのがわかります。首都圏の中古マンション市場が下落傾向に転じている可能性が考えられます。

首都圏では今後、5,000万円~6,000万円前半クラスの中古マンションが伸び、6,000万円後半~7,000万円後半の中古マンションが少々伸び悩む可能性があります。ただ、8,000万円を超えるような富裕層クラスのマンションに関しては、新築も中古もまだ高い人気を誇る傾向が続くようです。

人気エリアに代表される中古マンション

ここでは各エリアを代表する人気の中古マンションをいくつか紹介していきます。

品川駅エリア:ワールドシティタワーズ

言わずと知れた超人気タワーマンションです。アクアタワー、キャピタルタワー、ブリーズタワーの3棟があり、その総戸数は2090戸を誇る超大型タワーマンションになります。品川駅まで徒歩15分程度なのですが、通勤時には専用のシャトルバスが5分間隔で運行されており、まさに住みたいマンション№1です。現在の価格帯は2LDK~3LDKクラスだと7,000万円後半~8,000万円後半が主流となっています。

豊洲駅エリア:シティタワーズ豊洲ザ・ツイン

豊洲駅まで徒歩4分という好立地に並び建つ2棟の超高層タワーマンションです。地上48階建てのツインタワーはまさに圧巻の一言です。今まさに一番進化する街として注目を集める豊洲エリア。そんな中でもこのブラックを基調としたツインタワーの存在感は郡を抜いています。

すぐ近くに緑や海を感じられるのもこのマンションの特徴ですし、夏になれば東京の夏の風物詩「東京湾大華火祭」も間近でパノラマ観戦が楽しめます。現在の価格帯は2LDK~3LDKクラスだと6,000万円半~7,500万円が主流のようです。

広尾駅:広尾ガーデンヒルズ

高級住宅街として名高い広尾の丘の上に建つ大希望なマンションです。すでに築30年というビンテージマンションなのですが、その人気は今も健在です。都内を代表するビンテージマンションとしても知られる物件ですが、立地、生活環境、住みやすさなどから幅広い世代から高い評価を受けています。広尾駅まで最短で徒歩3分というのも人気のひとつです。

特にサウスヒル棟の駐車場所有率は100%で、これだけの場所で確実に駐車場を確保できるのは、今では到底考えられません。現在の価格帯は2LDK~3LDKクラスだと、1億円を切る物件は少なく、1億~1億3,000万円くらいでも難しい程です。

長期目線で資産価値を判断しよう

このように、年代ごとのランキングから、首都圏の人気駅の中古マンションについて説明してきましたが、そのエリアの話題性は時代ごとに変化していきます。

これから中古マンションの売買予定のある方は、買い時・売り時についてベストなタイミングを見計らった上で、その中古マンションについて長期目線で資産価値を判断する必要があります。

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