洗濯機の水抜き、冷蔵庫の霜取り方法と取り付け方

引越しの際、洗濯機や冷蔵庫などの家電製品は下準備が必要となります。
洗濯機や冷蔵庫の中には、水や霜が溜まっている状態なので、そのまま運んでしまうと、他の荷物の水濡れなど余計なトラブルを引き起こしてしまいます。

引越し作業を円滑に進めるためにも、洗濯機と冷蔵庫の下準備を徹底しておきましょう。

洗濯機の水抜きと取り付け方、取り外し方

洗濯機の水抜きや取り付け・取り外しは、なかなか行う機会もなく難しい作業です。
特に取り付けや取り外しは知識や経験も必要となるので、無理に行うよりも業者にお任せした方が安心です。
ただし、業者にお任せすることで別料金が発生する場合もあるということを頭に入れておきましょう。

洗濯機の水抜き方法

洗濯機の水抜き方法は、縦型でもドラム型でもほとんど同じ手順です。
水抜きはさほど難しくありませんし、業者もやってあることが前提で来るので、必ず行っておきましょう。

まずは水道の蛇口を閉めます。そして次に1分間ほど運転して、給水ホースの中の水を抜きます。
次にお風呂の水を吸い取るホースがある場合は、今度は風呂水設定にして再び1分間ほど運転します。
最後に脱水コースのみを選択して、再び運転します。
これで洗濯機内の水分はほとんど排出されます。

洗濯機の取り付け・取り外し方法

洗濯機の取り外しは、給水ホースと排水ホースの取り外しになります。
方法は洗濯機によって違うので、説明書をきちんと読んでから取り組む必要があります。

特に給水ホースは簡単に抜けないように設定されているので、無理に外そうと引っ張ると変形してしまう恐れも…
もしも説明書を紛失してしまったり、取り外しに自信がない場合は、自分で作業するのはお勧めできません。

また洗濯機の取り付けも、同様に給水ホースと排水ホースを取り付けることになります。
住居によって形状や方法が違うので、こちらも無理に進めていくのは危険です。
場合によっては洗濯機の破損や水漏れなど、重大なトラブルの原因にもなってしまいます。

自信がない人は、できるだけ引越し業者にお任せする方が安心です。

冷蔵庫の霜取りと取り付け方、取り外し方

冷蔵庫は引越しの際に一番気を付けなければならない家電製品です。
というのも、冷蔵庫の構造は複雑で、雑に扱ってしまうと簡単にガス漏れや破損を起こしてしまいます。

運搬は業者に任せているとはいえ、業者のスタッフがスムーズに運びだせるように、できるだけ正しい下準備を行っておく必要があります。

冷蔵庫の電源を切るタイミング

冷蔵庫は引越しの時に電源を落とせばよいというものではありません。
中の霜を取り除いたり、水抜きを行うためには、早めに電源を落とす必要があります。

冷蔵庫の霜は電源を落としてから16時間ほど経たないと取ることができないので、引越しの1日前には電源を落としておくことがお勧め。
また製氷機能がついている冷蔵庫は、製氷室に水分が残ったままになりやすいので、製氷機能を2日前まえまでに切っておきましょう。

冷蔵庫の霜取り・水抜き方法

最近の冷蔵庫は、それほど霜取りが必要な構造ではありません。
ただ製氷部分などに霜がつくタイプの冷蔵庫もまだたくさん残っているので、そういうタイプの冷蔵庫の場合は、電源を落としてからドアを開け放しておき、霜を溶かします。
溶けた霜でベタベタになってしまわないように、庫内にタオルを敷いておくことも忘れずに。

忘れがちなのが冷蔵庫の水抜きです。
製氷タンクの水を空にしておくのは当然ですが、氷をすべて捨てることも忘れてはいけません。

また冷蔵庫の一番下に、水受けのお皿がついているタイプがあります。
この場合はお皿を引き出して水をすべて捨てておく必要があります。

冷蔵庫の取り付け・取り外し方法

冷蔵庫の取り外しは、コンセントとアース線を抜くという簡単なものです。
引越しの1日前には電源を落とすので、その時に一緒にコンセントとアース線を抜いてしまいましょう。

また取り付けについても同じ作業の繰り返しです。
難しい作業ではないので、業者に頼む必要もありません。

洗濯機と冷蔵庫の下準備は前日に

洗濯機も冷蔵庫も、引越し前の下準備が面倒な家電製品です。
しかも問題は、毎日使う生活必需品であるという点。

早めに作業してしまうと、引越し日まで洗濯もできず、食料もなく、困ってしまうこともあります。
ちょっと大変ですが洗濯機と冷蔵庫は、引越しの前日にまとめて下準備をするというのが最善策です。
早めに梱包できるものは早めから準備をはじめ、前日に忙しすぎてパニックになってしまわないように気を付けましょう。