引越し業者の料金は時間と曜日で大きく変わる

引越し業者の料金、できるだけ安く済ますためには、少しでも料金設定が低いタイミングを狙うのがポイントです。

同じ内容の引越しでも、料金設定が高い日と安い日では、実は2倍以上もの差があります。

少しでもお得に引っ越すためには、いつ、どのタイミングがお得なのかをしっかりと理解しておきましょう。

午前便と午後便、フリー便の違い

まずは時間の違いと料金の関係から見ていきましょう。多くの引越し業者には、「午前便」「午後便」「フリー便」の3種類の時間帯が用意されています。

ではそれぞれの特徴を説明します。

午前便のメリットデメリット

午前便というのは、午前中に引越し作業に来てくれるプランです。業者にとって、その日の一番最初の作業となるので、約束した時間にきちんと始められます。

また作業員の元気もあり、てきぱきと作業が進むのも大きな魅力。近郊であれば午前中にサクッと作業を終わらせて、午後はゆっくり荷解きができるので、余裕を持った引越しプランを実現できます。

もちろん長距離でも作業が早く進むことで、その後の計画も立てやすいですよね。午前便は計画性のある、余裕を持った引越しができるという点がメリットです。

ただし、その分料金は高め。便利なのはいいですが、料金は上乗せになってしまうのがデメリットです。

午後便のメリットとデメリット

午後便とは、午前便が終了した後に作業に来てくれるプランです。たいていの業者で14時スタートとなることが一般的です。

午前便の後というだけで、午前便よりも料金が安くなるのが最大のメリット。午後便割引というものを設定している業者が多く、数千円程度の割引を受けられます。

ただし、デメリットは時間がずれ込む可能性があるという点。午前便の作業具合によっては、14時を過ぎてしまうこともあります。また2件目ということもあって、作業員の体力もやや落ちています。

ただしさほど大きく時間がずれこんだり、作業員が疲れていて、引越しが全然進まないなんてこともないので、無難に引越しを終えることができます。

フリー便のメリットとデメリット

フリー便が、引越し料金が一番安く設定されているプランです。とにかく安いのがフリー便のメリット。

でもフリー便はその名の通り、時間がフリーなので、いつ作業が始まるのかわかりません。と言っても、午前中になることはほとんどなく、午前便・午後便を終わらせた後にスタートというスタイルが一般的です。

そのため、午前便・午後便の作業が長引いてしまうと、フリー便の開始時刻はどんどん遅れ、最悪の場合は夜中になってしまうことも。

当然、その日の進行状況で時間が決まるので、当日でも何時に来てくれるのかハッキリとした時間がわかりません。

「何時に来れますか」といくら電話したところで、「本日中に伺います」としか返答してもらえません。

さらに一日に2〜3件も引越し作業をしてきた作業員は、疲労もピークを迎えていて、引っ越し作業が思うように進まないこともあります。そのため、トラブルが発生してしまうリスクも一番高くなります。

こういったデメリットがあるからこそ、フリー便の料金設定はかなり安め。午前便に比べると、数万円から半額近くも安くなることもあるほどです。

ただし閑散期であれば、フリー便でも午後便と同じ時間に開始できることもあり、うまく使いこなせば、かなりお得に引越しができる魅力的なプランです。


3つの時間帯の特徴を見てきましたが、それぞれのメリットデメリットを考えると、料金に差が出るのも納得できますよね。

どうしても計画的に引越ししたい人は、少し高くても午前便を、時間は気にしない人は、午後便やフリー便でお得に…。という具合に、うまく使い分けていきましょう。

曜日による引越し料金の変化

続いては曜日の違いと料金の関係について見ていきましょう。当然のことながら、引越し料金と曜日によって大きく差があります。

誰でも知っているのは、平日は安く、土日祝日は高いという差ですよね。平日は料金設定が低いですが、土日祝日になると一気に高くなってしまいます。

でも実はその他にも曜日によって差があるんです。どのような差なのか、詳しく見ていきましょう。

一番高いのは土日祝日

引越しだけでなく、何に関しても平日は安くて土日祝は高いのは常識ですね。学校や会社などの休日に、予定を入れたいのは誰でも同じなので、どうしても土日祝日は混雑してしまいます。

混雑するということは、料金も高いということに繋がり、引越し料金も平日の1.5倍から2倍程度に上がってしまいます。

土日祝に引越しをすれば、わざわざ休暇を取る必要もなく、安心して引越しができるというメリットがあります。

  • 会社の休みが取りづらい
  • 連休にまとめて作業したい

という人は、どうしても土日祝を狙うしかありません。

でももし曜日にこだわらないという場合は、わざわざ高額な土日祝は避けた方が無難と言えますね。

意外に高いかもしれない月・金

平日と一言で言っても、料金設定に差がある業者もあります。特に高く設定されているのが月曜日と金曜日。有給休暇を土日の休みに組み合わせて使うという人が多く、以外にも引越しの予約が混雑することが多いためです。

確かに金曜日に引越しをお願いして、その後土日で荷解きができれば、かなり余裕のある引越しができます。

また土日のうちに梱包作業をして、月曜日に引越し業者を呼ぶというのも、計画的な引越しプランの一つです。

ですから月曜日と金曜日の料金設定が、高く設定されている業者は意外にも多いものです。

例えばダック引越センターの「引越し定額パック」というプランでは、

  • 平日(火曜日〜木曜日)16,200円
  • 平日(月曜日・金曜日)19,440円
  • 土日祝日21,600円

 ※最新情報は公式サイトでご確認ください。

このような料金設定になっています。同じ平日でも3,000円ほど高くなってしまいますよね。

平日だから安いと思って、確認せずに契約してしまうと、後で後悔することになるかもしれないので、同じ平日でもきちんと料金を確認しておきましょう。

日曜午後は交渉の余地あり

土日祝日は引越し料金が高いというのが基本ですが、実は日曜日の午後便やフリー便は、交渉次第で割引してくれる業者も多くいます。

日曜日の午後に引っ越せば、どうしても荷解きが次の日までもつれこんでしまいますよね。次の日は月曜日で仕事や学校があるから、ちょっと困る…。こんな風に考える人も多くいます。

そのため、休日とはいえ日曜の午後便は空いていることが多く、交渉によっては安く引越しができるというわけです。

どうしても平日はダメだけど、できるだけ安く引っ越したい人は、一度日曜の午後を狙ってみるのも一つの手です。

月末月初の引越し料金について

次は月末と月初の違いと、料金の関係についてです。同じ月でも月末と月初では料金が違ったりします。月末のほうが高く、月初は安く設定されているのです。

これはなぜなのでしょうか。それは賃貸物件の特徴と関係があります。

多くの賃貸物件は、家賃が月末締めだったりしますよね。となると、引越しをする人も、「月末までに引越しをすればいい」という考えになってしまいます。

月末分までの家賃を払っているのに、わざわざ月初に引っ越すという人は少ないですよね。

また逆に、同じ理屈で引越し先の部屋が、月末まで空かないというパターンもあります。前の住人が月末近くまで引っ越してくれなければ、当然月初に引越しなんてできません。

こういった理由が重なって、引越し業者は基本的に、月初よりも月末のほうが混雑しているのです。

できるだけ安く引越したいという場合は、月末ギリギリまで前の住居にいることを諦めて、20日までに引越しを決めるようにしましょう。

また引越し先の賃貸物件を選ぶ際は、前の住人がすでに退居している物件を選ぶと、効率よくお得に引越しをすることができます。

「大安」に引っ越すと料金が高くなる?

新しい生活を始めるために、縁起を担いで大安を選ぶという人は多いですよね。多いということは、当然引越し業者も混雑するということです。

引越し業者はわざわざ「大安料金」という設定をしているわけではありませんが、混雑すればその分料金は高くなることが予測されます。

どうしても縁起を担いで引越したいのであれば仕方ありませんが、特に気にしないのであれば、大安は避けた方がお得に引越しができます。

また本当に全く気にならない人であれば、あえて仏滅を選ぶのも一つの手です。

こちらも「仏滅割引」というものが設定されているわけではありませんが、仏滅を選ぶ人は少なく、業者は空いていることが多いので、
いつもより多めに値下げに応じてくれる可能性が高くなります。

縁起よりもできるだけ安く引越したいという人は、ぜひ仏滅を狙ってみてくださいね。

ただし、仏滅が土日祝で、大安が平日という場合は、結果的に仏滅のほうが高くなる可能性もあります。

また業者によっては、全く変わらないことも多いので、大安だから高い・仏滅だから安いと決めつけてしまうのは厳禁です。その時の状況に合わせて、できるだけお得な日を見極めるようにしましょう。

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