荷造りで必要なダンボールやガムテープなどの資材について

荷造りで必要なダンボールやガムテープなどの資材について

引越しには段ボールやガムテープなど、色々な梱包資材が必要になります。
すべて自分で買い揃えると、結構なコストがかかってしまうので、業者にお願いできるものは業者にお願いし、うまくコストダウンをしていくのが理想的。

また無料で集まる資材の中には、引越し作業には適さないものもあるので、お金をかけるべきところはきちんとお金をかけて用意するのも大切です。

今回は梱包資材の揃え方についてまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。

段ボールは業者が用意してくれる

ほとんどの引越し業者では、梱包用の段ボールを用意してくれます。
残念ながら単身パックは対象外という業者もありますが、通常の引越しであれば用意してくれるのが一般的です。
ですから段ボールは自分で買い揃える前に、まずは業者に確認してみることが大切です。

ただしすべての業者が無料配布しているわけではありません。中には有料で配布している業者もいます。
さらに無料配布している業者でも、使用する数が多すぎると追加料金を請求されてしまう場合もあります。
そのあたりも併せて、事前にしっかりと業者に確認しておきましょう。

またスーパーやドラッグストアなどで無料配布されている段ボールを活用するという人も多いかもしれませんが、この場合は段ボールの強度や清潔感などに注意が必要です。

食品や薬品を運ぶ段ボールは、重たいものを梱包できるほど丈夫なものではありませんし、一度荷物を運んで劣化している部分もあります。
ですから重量のある荷物を梱包してしまうと、底抜けしたり破れたりなどのトラブルの原因にもなってしまいます。

また段ボールの中が野菜の水分で湿っていたり、段ボールの底に砂や汚れがついていたりなど、汚れをチェックすることも忘れてはいけません。

一度使用してある分、リスクも高いということを念頭において、軽くて破損しにくいものの梱包のみに使用するようにしましょう。

クラフトテープや養生テープがあると便利

段ボールを閉じるのに必要不可欠なガムテープ。
でもガムテープには色々な種類があることをご存知でしょうか。

ガムテープには大きく分けて4つの種類があります。

  • クラフトテープ
  • 布テープ
  • OPPテープ
  • 養生テープ

ではこれらの特徴や活用法をご紹介していきます。

クラフトテープ

一般的によく使用されているガムテープはクラフトテープという紙製のテープです。
クラフトテープは、段ボールを止めるのに使用されることが多いですが、実は強度は弱め。引越しなどで重たい荷物を梱包した際は、はがれてしまうこともあります。

また重ね貼りできないのも大きな特徴の一つで、二重に貼ろうとしてもはがれて貼れません。
ただし価格が安く、はがしやすいというメリットがあるので、軽い荷物の梱包には役立ちます。

布テープ

引越しの梱包で一番適しているのは布テープです。
布テープは中に糸が編み込まれているので、ガムテープの中でも一番強度が高いテープです。
重たい荷物を詰めた段ボールもしっかり支えてくれるので、梱包の際は用意しておくようにしましょう。
ただしクラフトテープに比べると価格は高め。コストを抑えるためには重たいものだけに使用するなどの工夫が必要です。

OPPテープ

布テープの次に強度が強いのがOPPテープです。
OPPテープは透明のビニールのガムテープのことで、粘着力も強く破れにくい性質を持っています。
また防水性にもすぐれているので、雨ではがれることもありませんし、重ね貼りもしやすいので、梱包の際の強度補強もしやすくなります。
一本用意しておくと便利なアイテムの一つです。

養生テープ

養生テープとは、梱包の際に家具の引き出しを止めたり、家電のリモコンを本体に固定するなど、直接家具や家電に張り付けることができるテープです。
業者も引越しの際に、壁や柱などに保護材を巻くときなどに使用しています。

貼ってもすぐにはがすことができ、さらに粘着が残ってしまうこともないので、色々なシーンで活用できるアイテムです。
こちらも一本用意しておいて、引き出しの固定や照明器具のリモコンの固定、テレビのリモコンの固定などに活用していきましょう。

業者が用意してくれるのはクラフトテープ

業者の中には段ボールと一緒にガムテープを用意してくれるというところもあります。
ただしこのとき用意してくれるのはクラフトテープのみ。
クラフトテープだけで梱包を終わらせてしまうのは、強度の面でも保護の面でもあまり得策とは言えません。
できればほかの種類のテープも自分で用意して、効率よく梱包作業を進めていきましょう。

新聞紙は捨てずに取っておこう

新聞紙はコンピう作業になくてはならない存在です。
食器類の緩衝材として使用するだけでなく、段ボールの隙間を埋める時や、汚れているものを梱包する際など、あらゆるシーンで必要となるので、引越しが決まった段階で新聞紙を捨てるのはやめて取っておきましょう。

万が一足りない場合は、要らない雑誌などで代用するのも可能です。
引越しまでの間にできるだけ集めておきましょう。

緩衝材(プチプチ)は必須アイテム

食器や割れ物を梱包する際、新聞紙などでくるんで梱包するという方法も有効的ですが、すべてを新聞紙で済ませてしまうのは危険です。
グラスなどの割れやすいものや、精密機器などの衝撃に弱いものは、新聞紙だけでは保護しきれません。

わざわざお金を出して購入するのはもったいないと感じるかもしれませんが、これを怠ったばかりに荷物を破損してしまえば、もっと高くついてしまいます。
緩衝材(プチプチ)は必ず準備しておくようにしましょう。

忘れないで油性マジック

一番見落としがちなのが油性マジックです。
段ボールに何が入っているのかを記載するために必要なアイテムですが、梱包資材としては見落とされがち。
いざ梱包作業を終えて、中身を書こうと思ったらマジックがなかった…なんてことにならないように確実に用意しておきましょう。

用意するのは太めの油性マジック。
細いペンでは字が目立たなくなってしまいますし、水性では濡れてにじんでしまう可能性もあります。
どんな状況でもハッキリと中身の確認ができるために、太めの油性マジックを用意します。
また割れ物や危険物などの注意を促すために、赤色も併せて用意しておくと便利です。

梱包の前に資材チェック

梱包には意外にも色々な資材が必要になります。
いざ始めてみたら、あれもこれも足りなくて、何度も買いに行く羽目になった…という人は意外にもたくさんいます。

これでは作業は思うようにはかどりません。
梱包を始める前に、まずは梱包資材が十分にあるかどうかのチェックを行い、梱包作業がスムーズに進むようにしておきましょう。

梱包資材の準備は引越しの1か月前から始めると効率的。
色々集めるためには、結構な時間がかかる可能性もあるので、早めに始めておきましょう。