信頼できる仲介業者はどうやって探せばいいの?

信頼できる仲介業者選びのポイント

戸建ての家を売却する際にもっとも大事なのは、「仲介業者(不動産業者)選び」です。

不動産の売買に強く、信頼できる仲介業者を見つけられるかどうかで、家売却が成功するかどうかの大部分が決まります。

もし間違った業者選を選んでしまった場合、1年経っても買い手が見つからず、当初予定していた金額より大幅に安く買い取りを打診されるなど、非常に大きな損につながる可能性があります。

仲介業者選びとは、それくらい大きく影響するものなので、適当に選んだりせず、時間をかけて慎重に比較してから選んで下さい。

【目次】信頼できる仲介業者の選び方
  1. 家の売却で仲介業者を選ぶ時の鉄則
    1. 複数の仲介業者で査定額を比較する
    2. 査定額だけで判断しない
    3. 知人からの紹介はリスクが大きい
    4. 売却物件にマッチした業者を探す
    5. 両手仲介をしない業者を選ぶ
  2. 悪質な業者と契約してしまった場合に受ける損失
    1. 時間的な損失
    2. 金銭的な損失
  3. 売り出しから6ヶ月を目安に業者変更を

家の売却で仲介業者を選ぶ時の鉄則

個人が持ち家を売却する際には、仲介してくれる不動産業者の協力が不可欠です。仲介業者選びは、売主が真っ先に決断を迫られるポイントでもあります。

この判断を間違わないためにも、仲介業者選びの鉄則として覚えてほしい5つのポイントを紹介します。

複数の仲介業者で査定額を比較する

まずもっとも重要なことが、「必ず複数の業者から査定を取って比較する」ということです。

業者探しが面倒だからといって、1社にしか査定を取らずに決めてしまう人もいますが、それだとかなりの高確率で損をします。

1社だけしか査定依頼をしない場合、その業者が出した査定しか売り出し価格を決める根拠がないため、業者側に有利なように売却活動を進められてしまいます。

それを避けるためにも、必ず複数の業者から査定を取って、「この家を売った時の相場価格はこれくらいなんだ」という根拠を確認しておく必要があります。

また仲介業者の中には、売主に不利となる「両手仲介」や「囲い込み」などを行う悪質な業者が存在します。

そういった業者に捕まらないためにも、「私はあなたの会社だけじゃなく、他の会社にも相談して比較していますよ」という態度を、業者側に見せておく必要があります。

これをやるかやらないかで、その後の売却活動に大きな影響が出るので、面倒臭がらずに絶対にやっておきましょう。

査定の申し込み自体は、インターネットの一括査定サイトを使えば数分ですみますし、その後3~5社くらいに訪問査定を受けたとしても、1社当たりは1時間もあれば終わります。

このたった数時間をサボるだけで、もし百万円以上の損害が出でしまったら、とてももったいないですよね。ですから最初の業者選びだけは手を抜かずしっかりやりましょう。

すぐに一括査定サイトを利用したい人はこちらを参考に

査定額だけで判断しない

次は実際に査定を取った後の注意点ですが、契約する業者を決める際に、「査定額が一番高いから」という理由だけで選んではいけません。

なぜなら査定額というのは、あくまでも「売れるであろう予想金額」でしかないため、その価格で必ず売れるわけではないからです。

もっと言ってしまうと、この査定額は業者側の好きなように出せてしまうので、悪質な業者の中には、契約を取るためにわざと高値の査定額を出してくるところもあります。

ですからこの段階で見るべきポイントは、査定額が高いかどうかではなく、「数社の査定額の平均がいくらか?」という点です。

これを確認しておけば、1社だけ明らかに高い金額を提示してきたとしても、「ここだけ金額が以上に高くて怪しい」と気付くことができます。

一括査定サイトで複数の業者から査定を取ってみて、「明らかに高い(または安い)金額の業者は避ける」というのが鉄則です。ぜひ覚えておいて下さい。

知人からの紹介は利点よりもリスクが大きい

不動産のような大きなお金が動く契約の場合、「知り合いが紹介してくれた業者の方が安心」と考える人も多いと思います。

気持ちはよくわかりますが、これも家売却で損をしてしまう原因の一つです。

確かに知人からの紹介であれば、詐欺行為を行うような悪質な業者に当たる可能性は少なくなりますが、

  • 紹介された業者が不動産売買に強いとは限らない
  • 知人に遠慮して業者に対する不満が言いづらい
  • ダメな業者だった場合も解約がしづらい

というデメリットがあります。

例えば不動産業者の中には、売買をメインに取り扱っている業者もいれば、賃貸やリフォームをメインとしている業者もいます。

もし知人が紹介してくれた業者が、普段は賃貸メインの業者だったとしたら、かなりの確率で損をしてしまうでしょう。

不動産の売却ではなく、「部屋探し」程度の要件であれば、知人の紹介で業者を選んでもいいかもしれませんが、数百万・数千万という大きなお金が動く家の売却では、私情を挟むべきではないと思います。

大事なことは、「最終的にどれだけ高く家を売却できるか」ということなので、冷静な目で業者を比較して、もっとも能力が高いと思う業者と契約しましょう。

売却物件にマッチした業者を探す

契約する仲介業者を見極めるために大事なことは、「売却する物件にマッチした業者を探す」という点です。

仲介業者と一口に言っても、実は業者ごとに得意分野が違っているからです。

例えば不動産の売買だけで考えても、通常の売買ではなく、「訳あり物件の買取」や「任意売却」など、少し特殊な売買を専門にしている業者もいます。

また、物件が都心部にあるのか、それとも地方にあるのかでも業者選びは変わってきます。

つまり、「あなたにとって一番適した仲介業者」は、人それぞれで変わってくるということです。

自宅がごく普通の間取りで、交通の便がよい都心部にある場合は、そこまで難しく考えなくてもよいですが、多少なりとも事情がある物件の場合は、やはり慎重に業者を選ぶ必要があります。

この時にも便利なのが一括査定サイトで、申し込みの際に、備考欄に「私の家にはこのような事情があります」と記載しておくことで、その分野に強い業者を見つけることができます。

たまに、査定を申し込む際に、自宅の不利な点を隠して申し込む人がいますが、これだと本当に適した業者を見つけることができなくなってしまいます。

ですので、何か事情があって売却をする場合でも、業者側には隠さずにしっかり理由を伝えておきましょう。

できる限り両手仲介をしない業者を選ぶ

「両手仲介」とは、物件の買主と売主の双方から仲介手数料を取る契約のことです。

これは仲介業者側にとっては非常に有利な取引ですが(2倍の手数料が得られるので)、買主や売主にとっては不利な取引となるため、できる限り避けたいものです。

※両手仲介の詳しい解説は、姉妹サイトの「マンション売却の達人」で詳しく解説しているので、そちらをご覧下さい。
不動産売買で両手仲介(両手取引)を狙う仲介業者に注意!

上記ページに記載してある大手業者の「両手率」を見てみると、どの業者も両手仲介を行っているので、100%確実に両手仲介を避けるというのは難しいのが現実です。

しかし、中には「ソニー不動産」のように、両手仲介を行わないと明言している業者も少数ながらいるので、ぜひそういった業者が近くにいないか探してみて下さい。

ソニー不動産の場合、対応している地域が東京・千葉・埼玉・神奈川の1都3県しかないので、残念ながら関東圏の人しか利用できません。

ただ、地方にも似たようなサービスを行っている業者はいくつかあると思うので、探してみる価値はあると思います。

ソニー不動産の公式サイトを見てみる

※対象地域に住んでいる人はソニー不動産を第一候補にするのがベストです

悪質な業者と契約してしまった場合に受ける損失

ここまでで仲介業者選びのポイントを解説しましたが、次はもし悪質な業者と契約してしまった場合に、「どのような損失を受けるのか」について解説したいと思います。

これを知っておくことで、仲介業者選びの重要性がより理解できるようになると思います。

売主側が受ける大きな損害としては、「時間的な損失」と「金銭的な損失」が考えられます。

時間的な損失

時間的な損失を受けるケースで、もっともありがちなのが、「売却を依頼した業者がほとんど販促活動をしていなかった」という例です。

家を売るために媒介契約を結んだものの、業者がろくに宣伝活動をしておらず、時間だけが無駄に過ぎてしまうという話はよく聞きます。

家の価値は時間が経つごとに目減りしていくので、高く売りたいのであれば、なるべく早く買い手を見つけることが重要です。

また、実際に売る立場になってみるとわかりますが、「買い手がなかなか見つからない」という状況は、想像しているよりも大きな精神的ストレスとなります。

「金銭的な損失」に比べて、「時間的な損失」は目に見えないので意識しづらいですが、実際にはかなりの負担になるので注意しましょう。

金銭的な損失

次は金銭的な損失を受けるケースについて解説します。このケースで一番注意が必要なのが、先ほども話題にでた「悪質業者による両手仲介」です。

具体的な被害例としては、

  • 売却価格を不当に値下げするように要求される
  • 他社経由で内覧希望があっても勝手に断ってしまう

このようなケースが非常に多いです。

悪質業者側は、少しでも早く契約を成立させてお金が欲しいので、相場よりも明らかに安い価格まで値下げをするように売主を誘導してきます。

そうすることで、自分が抱えている顧客(買主)に対して、「相場よりかなり安いお得な物件がありますよ!」とアピールすることができるからです。

また、他社経由で内覧希望の連絡があった場合も、両手仲介を成立させるために、売主に無断で勝手に断ってしまうことすらあります。

悪質業者側から見た場合、「片手仲介で2,500万円で売却」するよりも、「両手仲介で2,000万円で売却」する方が、得られる手数料が多いからです。

実際に業者側が手にする仲介手数料を計算してみると、

  • 両手仲介の場合 …142万5,600円(71万2,800円×2)
  • 片手仲介の場合 …87万4,800円

となり、両手仲介で売却した方が約55万円も得をします。これは業者側からしたら大きいですよね。

一方で売主からすれば、本来は2,500万円で売れていたかもしれない家が、悪質業者のせいで500万円も安く買い叩かれてしまうことになります。

このような大損をしないためにも、仲介業者選びでは手を抜かずに、しっかりと見極めることが重要です。

また、万が一契約した業者がおかしいと感じたら、不満を抱えたまま我慢せずに、別の業者に替えることも検討しましょう。

遅くても6ヶ月を目安に業者変更を

今回は家の売却でもっとも大事な「仲介業者選び」について詳しく解説しましたが、この記事を読んでいる時点で、すでに仲介業者と契約済みの人もいると思います。

また、しっかり見極めて選んだつもりでも、いざ実際に売却活動をはじめてみると、予想していたものと違った…というケースもで出てくるでしょう。

そのような場合は、貴重な時間をムダにしないためにも、気持ちを切り替えてもう一度別の業者を探すことをおすすめします。

仲介業者との契約は原則3ヶ月

仲介業者と結ぶ媒介契約には、一般媒介、専任媒介、専属専任媒介と3つの種類がありますが、どれも契約期間は3ヶ月ごととなっています。

つまり、もしダメな業者に当たってしまった場合でも、3ヶ月でまた選び直すことができるということです。

実際問題、3ヶ月間売却活動をともにすれば、仲介業者の動きの良し悪しはある程度理解できるはずです。

売り出した物件の情報が市場に浸透するまで、1ヶ月から2ヶ月程度かかると言われていますので、最初の3ヶ月間で売却が成立するのは難しいかもしれませんが、少なくとも内覧希望の連絡くらいは欲しいものです。

もし、2回目の契約更新を迎える6ヵ月目になっても、まだ売却の目処が立ってないような場合は、諦めて別の業者に変更した方がよいでしょう。

これは、相手が悪質業者ではなく、とても感じの良い普通の業者だったとしてもです。

感じが良い業者の場合、契約終了を言い出すのが気まずくなるかもしれませんが、ここで私情を挟んでしまうと、非常に大きな損につながります。

大事なのは、「家が高く売れるかどうか」なので、結果が出せない業者の場合は変更するしかありません。

1年経っても全然売れる気配がなく、内覧希望もほんの数件しかなかったという家が、仲介業者を変えたことで驚くほどあっさり売却できた…という話はいくらでもあります。

「家が売れるかどうかは仲介業者次第」といっても過言ではないので、選ぶ時はしっかりと時間をかけて慎重に選び、もしダメだと感じたら迷わず替える。

これを家売却の鉄則としてぜひ覚えておいて下さい。

おすすめの一括査定サイト一覧

それでは最後に、おすすめの一括査定サイトを紹介します。すべて無料で使えるサイトで、かつ実績が多く信頼できるサイトのみを厳選しています。

自分と相性の良い仲介業者を見つけるためにも、ぜひ一括査定サイトを上手に活用して下さい。

もし売却に当たって何か事情がある場合には、申込時の備考欄に詳細を記載しておくとよいでしょう。

すまいValue

すまいValueは、不動産会社の大手6社に厳選して査定や相談ができるサービスです。

登録されている不動産会社は、東急リバブル・三菱地所ハウスネット・野村の仲介PLUS・住友不動産販売・三井不動産リアルティ・小田急不動産の6社で、他の一括査定サイトに登録されていない大手も登録されています。

戸建てはマンションより売りづらい傾向にありますが、このすまいValueでは全国に支店がある大手に査定が出せますし、過去の実績もしっかりとあるので早期売却も望めるでしょう。

高く早く売るためには不動産会社のネームバリューも大事です。信頼できる仲介業者に依頼したいという方や、初めて一括査定を利用する方は「すまいValue」がおすすめです。

公式サイトはこちら

HOME4U

「HOME4U」は、NTTデータが運営する国内最大級の不動産情報サイトです。不動産の一括査定サイトとしては最大手の一つで、今までの利用者数は約550万人以上と、豊富な実績を持っています。

東急リバブル、野村の仲介+、三菱UFJ不動産販売、三井住友トラスト不動産、阪急不動産、みずほ不動産販売、Century21など、大手の不動産業者はほとんどカバーしているので、これから家を売却したいと考えている人は最低限抑えておきたいサイトです。

もちろん、大手以外の地域密着型の不動産業者も多数参加していて、全国900社の業者の中から、最大6社にまとめて査定依頼ができます。

運営元もNTTデータという大企業で、過去の実績・経験も豊富なので、信頼性が高く安心して使えるサイトです。

公式サイトはこちら

ソニー不動産

ソニー不動産は、ソニーグループが運営する不動産サービスの一つです。一括査定とは違って、ソニー不動産自体が直接売却などの相談に乗ってくれます。

最大の特徴は、「同一物件では片側だけしか仲介しない」という点です。売主にとって不利な両手仲介が発生しないので、今非常に大きな注目を集めています。(両手仲介が発生すると、百万円単位で売り主が損をする可能性があります)

今のところ1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)でしか利用できないのがネックですが、この地域に住んでいる売主にはかなり大きなメリットがあります。

運営元もソニーグループということで安心感があるので、都心に住んでいるなら第一候補として使いたいサービスです。

公式サイトはこちら

家を売るなら必ず知っておきたいチェックポイント

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