高額すぎる査定額には裏がある

戸建ての査定を依頼するときには、
決して「査定価格=売れる価格」ではないことを理解しておかなければなりません。
意外にも査定価格をみて、「この金額で売れるんだ」と思う人が多いのも事実です。

もし「査定価格=売れる金額」だと思い込んでいるとどうなるのでしょうか?
その結果は簡単です。
査定価格を「売れる価格」だと信じて、一番高い査定価格を見積もりした業者に売却依頼することになるでしょう。

つまり査定価格を売れる価格だと信じている人が多いことを逆手にとり、わざと売却依頼(媒介契約)を取り付けたいため、高額な査定価格を提示する業者がいるのです。

戸建ての査定では、わざと高額な査定を提示する業者も多い

別記事の「一戸建て住宅の査定価格はどうやって決められるのか」でも紹介しているように、戸建て住宅の売却査定方法は、マンションと比べると複雑になっています。
そのため、戸建ての住宅の査定では、わざと高額な査定額を提示して、売却依頼を取ろうとする業者が多いのです。

5社に依頼をして、1社だけが他の業者よりも明らかに高値の査定額を提示してきたときは要注意です。
戸建ての査定方法は複雑なので、まじめに査定してもこのように1社だけ突出した査定額になることは当然ありますので、すべてが悪巧みしている業者ばかりと決め付けることが出来ないのが厄介な点です。

このような場合には、どのような査定方法で算出した金額なのかを業者側に確認してください。
そして業者側から説明された算出方法を、他の業者にも同じ算出方法で査定してもらうのが一番良い方法だと思います。

戸建ての査定はこれくらい違う

戸建ての査定方法として利用されているのが、「取引事例比較法」「原価法」「積算法」などがあります。

このように査定方法が違えば下記のような例も十分に考えられます。

  • A社(取引事例法)・・・査定結果2500万円
  • B社(原価法)・・・査定結果2000万円
  • C社(積算法)・・・査定結果2400万円
  • D社(取引事例法+積算法)・・・査定結果2700万円
  • もちろん、同じ取引事例比較法であっても、A社2500万円に対し、B社2200万円というように査定結果が異なることもあります。
    とくに戸建ての場合だと、査定をする業者や査定の方法で査定価格に大きな差が生まれることがあります。

    最終的な売り出し価格は自分で決める

    上の例のようにC社2400万円、D社2700万円だったとします。
    C社の対応が一番良かったけど、D社の2700万円に魅力を感じていて迷ってしまうという人もいるでしょうが、何も悩む必要はありません。

    C社の対応に満足し、信頼できると思ったのであれば迷わずC社と媒介契約を結んでください。そしてD社の提示した2700万円から売り出してみればいいだけなのです。

    C社が2400万円の査定だったからといって、C社に売却依頼した場合は2400万円で売りに出さなければならない訳じゃありません。
    最終的な売り出し価格を決めるのは、仲介をする業者ではなく、売主であるあなた本人だからです。

    C社には正直に訳を話せば、納得してくれるはずです。
    だからまずは最初の1ヶ月〜2ヶ月くらいだけでも構いませんので、希望する2700万円で売りに出すことをC社に伝えてください。
    その反応を見ながら2700万円を継続するのか、値下げをするのかを判断すればいいのです。

    〜まとめポイント〜

  • 「査定価格=売れる金額ではない」ことを理解しておく
  • 高額な査定を提示するのは、媒介契約を取るのが目的
  • 戸建ての査定は業者や査定方法で金額が大きく変わることもある
  • 対応の良い業者、査定額の高い業者で迷ったら、対応の良い信頼できる業者を選ぶ
  • 最終的な売り出し価格を決めるのは、売主であるあなたです
  • 家を売るなら必ず知っておきたいチェックポイント

    • 信頼できる業者はどうやって探せばいいの?
    • 家を売りたくても売れない不動産業界の現状を理解しておこう。
    • 不動産業者に家の「買取」をしてもらうのは損?
    • 実家や土地を相続した場合はどうしたらいいの?
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