営業マンから見て困ってしまう売主とは?

わたしも長年不動産関連の仕事をしていましたので、営業マンとして困ってしまう売主に遭遇したことが何度となくありました。

正直営業マンに嫌われてしまっては、決して満足できる「家の売却」はできません。
そこで今回は、わたしが不動産業者の営業マンだったとき、困ってしまった売主の例などを紹介していきたいと思います。

これから家の売却を考えている人は、営業マンを困らせてしまう売主にならないよう参考にして下さい。

家族の意見が一致していない

営業マンとして一番困るのが、家族で意見が一致してないときです。
家族のなかに売却を断固反対している人がいたりすると、営業マンとしてはお客さんに案内することはできません。

とくに相続した不動産であれば、相続人全員の承諾がなければ、絶対に売買することはできません。
だれか一人でも売却に反対する名義人がいれば、どんなに良い物件でも売却はできませんし、どんなに良いお客さんがいても話を進めることはできません。

まずは売却することで、家族や名義人の意見が一致していることが大前提となります。
売却の相談に来られるお客様のなかには、相続で揉めているから不動産業者の営業マンに説得してもらおうと考えている人もいます。

しかしこれは残念ながら不動産営業マンの仕事ではなく、弁護士や司法書士の仕事になりますんので、まずはそちらに相談されることをオススメします。

売主の趣味趣向が強い

売主の趣味や趣向が強すぎる家というのも、営業マンは正直困ってしまいます。
売主にしてみれば、防音設備が整っている自慢のカラオケルームであっても、これは不動産評価としてはマイナスになってしまうからです。

他の記事でも繰り返し言っていますが、間取りや外壁の色など、一番ノーマルな家ほど不動産としての評価は高いです。

地下室・防音部屋・全面ガラス張りのリビングなど、売主がこだわった箇所があればあるほど、不動産としての評価は落ちる場合が多いことを理解しておいてください。

ちなみに3階建ての戸建てを担当したことがあるのですが、その家はホームエレベータが売主のこだわりであり自慢でした。
しかし、ホームエレベーターは維持管理費が相当掛かります。
この維持管理がネックとなり、なかなか売却できずに苦労したこともあります。

結果として当初売出し価格から、300万円の値引きでなんとか売却できました。

購入希望者が現れた瞬間に価格をあげようとする

売主のなかには、購入したいという希望者が現れた瞬間に値上げをしようとする人も珍しくありません。

例えば、売り出してすぐに複数の内覧希望があり、数組から買付申込が入った場合などです。

売主の心情として、「しまった!もう少し高値でも売れたかも!?」と思う気持ちは十分理解できます。
だからといって、思っていたよりも人気があったから値段を上げたいというのは、絶対にNGです。

これをやってしまうと、一気に購入希望者の気持ちも冷めてしまいますし、不動産業者の信用問題にもなり、その後お客さんを紹介してくれなくなる可能性があります。

こうならないためにも、売出し価格の設定は慎重にしなければなりません。
早く売りたいからといって、希望価格よりも安く売り出してしまうと、多重申込が入ったときに後悔してしまいますし、高すぎる価格だと誰も興味をもってくれません。

〜まとめポイント〜

  • 家族や名義人に一人でも反対者がいれば売却はできない
  • 不動産業者の営業マンは、相続問題にまで関与することはできない
  • 売主のこだわりがマイナス評価になることは珍しくない
  • 人気物件だからといって値上げをするのはNG
  • 家を売るなら必ず知っておきたいチェックポイント

    • 信頼できる業者はどうやって探せばいいの?
    • 家を売りたくても売れない不動産業界の現状を理解しておこう。
    • 不動産業者に家の「買取」をしてもらうのは損?
    • 実家や土地を相続した場合はどうしたらいいの?
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