引越し単身パックの料金相場はいくら?各業者の比較

引越し料金というものは、荷物量や距離、日にちや時間など、様々な条件によって全く異なります。そのため、引越し料金というものに定価はありません。

でも、中には「単身パック」のような例外もあります。うまく使いこなすことができれば、お得で便利な単身パック。

どんな特徴があるのか、見ていきましょう。

一人暮らしに便利な単身パックの特徴

単身パックという名前が付けられている通り、一人暮らしのような荷物の少ない人向けのプランです。

荷物の量に制限があり、その範囲内に収まる引越しであれば、通常の引越し料金よりも、かなりお得に引っ越すことができます。

また料金が固定の業者も多いので、わざわざ見積もりを出さなくても、予算の目安もわかりやすく、目途が立ちやすいのも魅力の一つ。

ただし、荷物の制限はかなり厳しめです。なので、たとえ一人暮らしの人でも、大型の家具家電を揃えている場合は、使えないこともあります。

大手業者の単身パック料金・サービスまとめ

では実際に単身パックを取り扱っている業者の、それぞれの料金設定やサービス内容などを見ていきましょう。

今回は誰もが知っている大手引越し業者である、

  • ヤマト運輸
  • アリさんマークの引越社
  • 日通
  • アーク引越センター
  • ダック引越センター
  • 佐川運輸
  • アート引越センター
  • サカイ引越センター

この8つの業者を比較してみました。

まずは適応条件や料金設定をまとめてみました。

アート引越センターとサカイ引越センターは、特別に単身パックというものを設けていないので、表には記入しませんでした。

アート引越センターの場合は、基本コース・ハーフコース・フルコースなど、サービスによってコースが分かれており、単身でも家族でも荷物量や距離で料金が決まるスタイルです。

またサカイ引越センターは「せつやくコース」という、単身者に適したサービスは展開していますが、こちらも単身に限らず家族でも利用できるプランです。

単身パックと一言で言っても、業者によって実にさまざまですね。うまく条件に当てはまれば、安く済ませることもできそうです。

でも気になるのはサービス内容。業者によっては、単身パックは通常のサービスが付加できない場合もあります。安くても欲しかったサービスがなければ、意味がありませんよね。サービス内容もしっかり確認していきましょう。

業者によってサービスも様々ですね。引越し料金だけでなく、こういったサービスも引越しには重要なポイントとなります。

単身パックよりも通常プランの方が安い場合も

格安で引越しできてしまう単身パック。でも場合によっては通常のプランより、高くついてしまうこともあります。

先ほどの料金表を見ていただくとわかる通り、確実に固定料金になっている業者はほとんどありません。結局のところ、距離や日時などの条件で、料金が増減してしまうということなんです。

でも通常プランよりは安いのでは…?そんな疑問を抱く人も多いでしょう。

確かに、単身パックの料金設定は、通常よりも安くなっています。これは単身者は荷物が少ないという前提があっての話。

単身パックの荷物制限に当てはまらなければ、結局残った荷物を自分でトラックを借りて運んだり、別の運送会社に頼んだりなど、無駄なお金がかかってしまいます。

しかも単身パックの荷物制限というのは、かなり厳しく設定されています。

例えばヤマト運輸のプランでの荷物制限は、1.83立方メートル以内です。数字だけ言われると、どの程度の量かわかりにくいですが、
実際には、2ドア冷蔵庫・4㎏洗濯機・電子レンジ・段ボール10個・衣装ケース3個・布団袋1袋・スーツケース1個です。

もしもシングルベッドやソファがあったら、即アウトです。さらには他にも、テレビやテレビラック、冷暖房器具、洋服ダンスやクローゼットなども持っている人もいます。

最近では一人暮らしでも、大きめの家具家電を使っている人も多く、このプランに適用できるのは、本当に荷物の少ない人のみとなっています。

よほど荷物の少ない人であればいいですが、単身だから単身パックに申し込む!と安易に決めてしまうのは、実は損かもしれません。

引越しを決めたら、単身パックだけでなく、通常プランの見積もりも出してもらい、一番安く済ませる方法を探していく必要がありそうです。

そこで便利なのが一括見積もり。一括見積サイトであれば、条件を入力するだけで、それぞれの業者が一番安価なプランを提示してくれます。

自分で単身パックか通常プランか悩む必要もなく、簡単に業者探しができるので、ぜひ活用してみてください。