荷物の梱包や一時保管を依頼する場合のオプション料金

引越し業者には色々なオプションサービスが用意されています。
今回ご紹介するのは、梱包や荷解きをすべて行ってくれるサービスと、荷物の一時預かりサービスについて。

どちらもとても便利なサービスですが、気になるのは料金です。
実際に利用すると、どの程度のオプション料金を取られてしまうのでしょうか。

荷物の梱包と荷解きをお願いする場合

引越しと言えば大変なのが梱包作業と荷解きです。
荷物の運搬よりも、むしろこちらの方が時間がかかってしまうもの。

小さい子供のいる家庭や一人暮らしでは、なかなか作業が進まないこともありますよね。

そんな人のために、引っ越し業者では荷物の梱包や荷解きを、お手伝いしてくれるオプションサービスが用意されています。

梱包・荷解きプランの種類

それぞれの業者が色々なプランを用意していますが、大きく分けて3つの種類に分類されています。

  • すべておまかせプラン
    …梱包も荷解きもすべて行ってくれます
  • ハーフプラン
    …梱包はお手伝いしてくれるけれど、荷解きは自分で
  • 10分間無料サービス
    …梱包・荷解き・掃除など好きな作業を10分だけお手伝い

引越しはすべて業者に任せたい人は、すべておまかせのプランを。
新居の荷物は自分で整頓したい人や、楽はしたいけれど料金が気になる人はハーフプランを。
あとちょっと人手が足りないという人は10分間無料サービスを利用するのが最適です。

自分に合ったプランを見つけて、引越しを楽に終わらせましょう。

梱包・荷解きのオプション料金は?

楽に引越したいのは誰でも同じですが、問題は料金です。
いくら楽ちんでも、高額な引越し料金を取られては大変です。
梱包や荷解きはどれくらいのオプション料金が発生してしまうのでしょうか。

梱包や荷解きのオプション料金を、きちんと明記している業者はほとんどありません。
なぜなら、梱包や荷解きの料金も、季節や曜日などで変動してくるからなんです。

それもそのはず、繁忙期に時間も人手もかかるおまかせプランをたのむとなれば、当然料金は高くついてしまいます。
そのため梱包や荷解き料金が確定している業者はほとんどありません。

相場としては、作業員2人のお手伝いで、梱包のみ3万円程度、梱包+荷解き6万円程度です。
(作業員一人につき15,000円~18,000円程度)

ただし荷物量が多ければ作業員の数を増やす必要があるので、もう少し高くなってしまうこともあります。

実際に4人家族で荷物多め、梱包から荷解きまですべておまかせで頼んだところ、オプション料金だけで10万円超えてしまったというケースもあります。

一方で、ヤマト運輸の単身引越しサービスを利用する場合は、梱包作業が6,000円でお手伝いしてもらえます。
これは単身引越しサービスを利用する人のみの特典ですが、とてもお得で魅力的です。

このように、梱包や荷解きのサービスには、料金に大きなばらつきがあります。
利用の際には事前にしっかりと料金を確認しましょう。

荷物の一時保管をお願いする場合

引越しの際に、荷物が部屋の中に散乱して、部屋が窮屈になってしまうことがありますよね。

本来ならば、押し入れや棚に仕舞ってあるはずの荷物を、すべて段ボールに詰めて部屋に並べてあるので、部屋が圧迫されるのは当然です。

そんな時に便利なサービスが、荷物の一時預かりサービス。
不要な荷物を一定期間保管しておいてくれるサービスです。

梱包作業が早めに終わっていて、引越し日まで邪魔になってしまう人や、引越し後なかなか片付ける暇がないので、しばらく預かってほしい人、家のリフォームや建て替えで一時的に荷物をどかす必要がある人など、あらゆるシーンで活躍するサービスです。

荷物の一時預かり料金は?

荷物を一時預かってくれるという、とても便利なサービス。
気になるオプション料金はいくらくらいなのでしょうか。

こちらも、ハッキリと料金を明記している業者は多くありません。
もちろん、時期や期間などで料金が変わるのは当然のことなのですが、荷物量や荷物の種類などによっても変わってくるからです。

特殊な保存方法が必要な荷物であったり、高価な美術品や貴重品である場合は、料金が割り増しになってしまうこともあります。

料金の相場としては、1畳サイズのコンテナで10,000円前後、一般的な貸コンテナをレンタルするよりも、若干安めに設定されています。
引越しと併せてお願いするので、少し安めに設定されているようです。

一時預かりサービスを利用する際の注意点

引越し業者で一時預かりサービスを利用する際には、いくつか注意しなければならない点があります。

1つ目はいつでも出し入れ可能とは限らないという点。
業者によっては、荷物の保管期間を設定したら、その期間が過ぎるまで出庫ができないという場合があります。

予定より早く家が片付いたので、早めに荷物を引き取りたいと言っても、受け付けてくれない場合があります。
もちろん、いつでも入出庫可能な業者もあるので、利用前にきちんと確認することが大切です。

2つ目は保管期間の上限が定められている場合があるという点。
建て替え作業が思うように進まず、申し越し荷物を預かってほしいと思っても、保管期限が来ると引き取りをお願いされてしまうこともあります。

こちらも業者によって、無期限で引き受けてくれるところや、延期が可能なところなど様々なので、事前にしっかりとチェックしましょう。

うまく利用すればとても便利なサービス。
しっかりと調べて自分に合った業者を探していきましょう。