同棲するために引っ越しを二件同時にやる場合の料金は?

同棲するために引っ越しを二件同時にやる場合の料金は?

結婚や同棲を機に引越しする場合、お互いが別の場所から新居へ引っ越すというケースも多いでしょう。

このとき、それぞれ別々に引越し業者を頼むというのも一つの手ではありますが、もっとお得に引越したいという場合は、立ち寄りプランを利用するという手もあります。

立ち寄りプランとは、出発地~立ち寄り地~目的地という順番で引っ越し作業を進めてくれる方法で、新婚夫婦やカップルの引越しに適しています。

では立ち寄りプランの特徴や料金について詳しく見ていきましょう。

立ち寄りプランのメリット

立ち寄りプランのメリットは、2か所同時の引越しを安く行えるという点。
それぞれ別々に引越し業者を雇うよりも、はるかに安価で引越しが可能です。

また業者を探す手間が省けるという魅力もあります。
別々で業者を探すよりも、二件分まとめて探す方が時間も労力もかかりません。

さらに必ず同じ日に引越しができるという点も大きなメリットです。
繁忙期であれば、引越しの希望日が空いているとは限りません。

別々で業者を雇う場合、引越し日を合わせることができない可能性もあるのです。
引越し日が合わないせいで、新婚生活が一人でスタートしてしまうなんて、少し悲しいですね。
二人で迎える新しい生活を、きちんと二人でスタートできるというのも、とても大切なことなのです。

立ち寄りプランのデメリット

新婚夫婦やカップルに便利な立ち寄りプランですが、デメリットもあります。
それは条件や規定が多いという点。

では実際にどのような条件があるのか見ていきましょう。

荷物が多いと引き受けてもらえない

立ち寄りプランの第一条件は、一台のトラックで二か所を回れるということ。
つまり二人の荷物が一台のトラックに収まることが絶対条件なのです。

お互い実家からの新婚生活で、家具家電はすべて買い揃えるという場合はいいかもしれませんが、お互い独り暮らしからの新婚生活で、家具家電をすべて持ち寄る場合、荷物量によっては条件から外れてしまう場合があります。

同じ日に終わらせることができる

立ち寄りプランは一日のうちに完了するのがメリットでもありデメリットでもあります。

例えば一日目は夫宅、二日目は妻宅という利用方法はできません。
必ず一日で二か所の積み込みと、新居での積み下ろしができることが条件なのです。

場所によっては対応できない

立ち寄りプランは、あくまで立ち寄りできるのが原則です。
それぞれの拠点ががあまりにも離れている場合は、対応できない場合もあります。

例えば出発地が東京で、立ち寄り地点が名古屋、新居は大阪という場合はいいかもしれませんが、出発地が東京で立ち寄り地点が名古屋、新居が再び東京という場合などは引き受けてもらえません。

出発地と立ち寄り地点、新居の場所を確認の上、業者に引き受けてもらえるかを確認する必要があります。

立ち寄りプランの料金とは?

立ち寄りプランは二件の引越しをまとめて行うことで、安価に済ますことができるのが魅力なのですが、実際にはどの程度安くなるのでしょうか。

もちろん、それぞれの距離やトラックの大きさによっても違いますが、相場としては一件分の料金プラス半額。
例えばそれぞれ別々に依頼すると10万円ずつかかる引越しであれば、立ち寄りプランでは合計15万円で引っ越すことができるのです。

一件分が半額になるというのは、相当なコストダウンにつながります。
できるだけ安く引越しを行うためにも、立ち寄りプランを検討してみることをお勧めします。

立ち寄りプランの条件から外れてしまう場合

残念ながら荷物の量や移動距離によって、立ち寄りプランの条件から外れてしまった場合でも、引越し料金を安く抑える方法があります。

それは二つの引越しを同じ業者に依頼すること。
二つの引越しを同時に同じ業者に依頼することで、二つ契約するから安くしてほしいという値下げ交渉ができるようになります。

それぞれ別の業者に依頼するよりも、値下げに応じやすくなるので、どうしても安く済ませたい場合は同じ業者に依頼してみましょう。